知らないと損!イタリアンのテーブルマナーを解説!コース料理の食べ方もご紹介!
イタリアンレストランには、日本にはない様々なマナーや作法があります。そこで今回は、イタリアンのテーブルマナーを詳しく解説しますよ。料理の食べ方や、コース料理が出てくる順番なども解説しています。イタリアンのマナーを詳しく知らない方は、是非参考にしてくださいね。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
食事前|イタリアンのテーブルマナー4選!
①カゴに荷物を入れる
イタリアンのレストランでは、テーブルの近くにカゴが用意されています。荷物やコートなどは、そのカゴに入れるようにしてください。カゴに入り切らないような大きな荷物や重たいコートを持っている場合は、店員さんに預かってもらいましょう。テーブルの上に荷物を置くのはマナー違反ですので、注意してくださいね。
②お手洗いは事前に済ませておく
イタリアンの作法として、お手洗いは食事前に済ませる、とうことがあります。一般的にイタリアンは、メインディッシュが終わるまで席を立つことができません。これは、カジュアルなレストランでも同様です。レストランの格式に関係なく、お手洗いは済ませて置いてくださいね。
③携帯はマナーモードにする
携帯はあらかじめマナーモードにしておくというのも、イタリアンの作法の一つです。イタリアンでは、食事は静かに行うのがマナーです。食事中に携帯の通知音や着信音を鳴らすのはNGですよ。席につく前にマナーモードにするか、電源をオフにしてください。
また食事中、どうしても電話をしなくてはいけない場合は、その場で電話をしてはいけません。必ず席を外し、食事の邪魔にならない店外へ移動しましょう。
④椅子に深く腰掛ける
イタリアンレストランでは、椅子に深く腰掛けるという作法があります。ウエイターが椅子を引いてくれますので、深く腰掛けて背筋を伸ばしましょう。浅めに腰をかけると姿勢が乱れ、印象が悪くなります。カジュアルなレストランであっても、この作法は意識してくださいね。
食事中|イタリアンのテーブルマナー5選!
①外側のカトラリーから使う
食事中のマナーとして、外側のカトラリーから使う、ということがあります。格式高いレストランだけでなく、カジュアルなレストランでも意識すべき作法ですよ。スプーンやフォークなどのカトラリーは、外側から順番にセットで用意されています。必ず、一番外に用意された食器を使ってくださいね。
②食器を落としたらお店の人に頼む
ナイフやフォークなどの食器を落としてしまった場合は、お店の人に頼むのがマナーです。カジュアルなレストランであっても、自分で落とした食器を拾ってはいけません。静かに手を上げてウェイターを呼び、新しいものに交換してもらってください。
③音を立てないように食べる
イタリアンでは、音を立てずに食事を行うのが正しい作法です。ナイフやフォークのカチャカチャという音や、飲み物を飲む時の音はなるべく抑えてください。できる限り静かに、上品に食事をするのが正しいイタリアンの食べ方です。
④席を立つ場合は食器をハの字に置く
食事中に席を立たなくてはいけない時は、フォークやナイフを皿の上に八の字で置きましょう。これは、イタリアンで「まだ食事をしています」という意味になります。また食事中に使っているナプキンは、外して椅子の上に置きましょう。カジュアルなレストランでは、背もたれ部分にかけてもOKです。
席を立つ時に気をつけなくてはいけないのが、ナイフの刃の向きです。外側にナイフの刃を向けて皿の上に置くのは、お店の人に失礼になります。ナイフの刃は、必ず内側の自分の方に向けてくださいね。
⑤お皿の交換はしない
イタリアンレストランの作法として、お皿の交換はNGだとされています。一緒に食事に来た相手と、お互いの料理を交換することがありますよね。しかしイタリアンでは、この行為はマナー違反となります。フォーマルなレストランはもちろん、カジュアルなレストランでもやるべきではありません。
相手の料理を食べたり、料理を取り分けたい場合は、あらかじめ取り分け用のお皿をオーダーしましょう。取り分けたい料理は小皿に入れて楽しんでくださいね。また取り分け用の皿は、使い回してはいけません。一品ごとに取り分け用の皿を注文してくださいね。
食後|イタリアンのテーブルマナー3選!
①フォークとナイフをお皿の真ん中に置く
イタリアンで食事が終わったら、お皿の上にフォークとナイフを置くのが作法です。皿の真ん中の下の方に、ナイフとフォークを縦にして置きましょう。これは、「食事が終わりました」というサインになります。
②食後のタバコは吸わない
イタリアンのレストランでは、食後にタバコを吸ってはいけません。レストラン内でタバコを吸うと他のお客さんの迷惑になりますし、お店にも迷惑がかかります。タバコを吸いたいのなら、お店の外に出てからにしてくださいね。
③ナプキンは軽く折りたたむ
食事が終わった後のナプキンは軽く折りたたむのがマナーです。ナプキンをキチンと畳む行為は、イタリアンレストランでは作法違反になってしまいます。簡単にたたみ、デザートの食器の左側に置きましょう。
また本来ならば、ナプキンはグシャグシャにしてテーブルに置くのが作法です。これは「美味しい料理でした」というサインになりますよ。フォーマルなレストランに行く場合は、ナプキンをたたまず丸めて置くと良いでしょう。
イタリアンのコース料理の食べ方5選!
①スープはスプーンを使って食べる
コース料理のスープの食べ方は、スプーンを使うのがマナーです。スプーンは手前から外側に動かしてスープをすくいましょう。この時、スープの皿は手で持ってはいけません。また音を立ててスープをすするのもNGですよ。スープを飲み終わったら、皿の向こう側にスプーンを置きましょう。
②パンは千切って食べる
イタリアンのコースに出てくるパンは、一口サイズに千切るのが正しい食べ方です。直接パンにかぶりつくのは失礼に当たるので気をつけてくださいね。またカジュアルなレストランでは、料理のソースをパンにつけて食べてもOKです。
③パスタはフォークのみで食べる
コース料理のパスタは、フォークだけを使うのが正しい食べ方だとされています。フォークで巻いたパスタをスプーンですくって食べるのは、子供がする食べ方です。大人がパスタを食べる時にスプーンを使うと「行儀が悪い」と思われてしまいます。フォークだけを使い、パスタを食べてくださいね。
スープパスタの場合はスプーンが一緒に付いていますが、同様にパスタにはフォークを使ってください。パスタはフォークのみで食べ、スプーンはスープだけに使う、というのがマナーです。
④パスタの貝は1つずつ外す
コース料理で出てくる、貝が入ったパスタを食べる時は、貝を一つずつ外すのが正しい食べ方です。最初に全ての貝を外す食べ方はマナー違反となってしまいますよ。少々手間にはなりますが、食べるごとに貝を外すようにしましょう。
⑤ピザは1カットずつ食べる
コース料理のピザは、1カットずつ取り分けて食べるのが正しい食べ方です。ホールで運ばれて来たピザをカットし、取り分け用の皿に取って食べてください。ピザを取り分ける時は、フォークやナイフを使うのがマナーですよ。またピザから落ちてしまったチーズや具材は、フォークなどで自分のお皿に乗せましょう。
ピザを食べる時は、カジュアルなレストランでもフォーマルなレストランでも、手を使って食べてOKです。もしピザが熱くて持ちにくいのなら、ナイフやフォークで食べても良いですよ。自分がやりやすい食べ方でピザを食べてくださいね。
イタリアンのコース料理を食べる順番とは?
順番①最初にストゥッツィキーノが出る
イタリアンレストランでは、最初に「ストゥッツィキーノ」と呼ばれる軽い食事が出ます。これは軽いおつまみのような料理で、食前酒に合わせたメニューであることが多いです。
ただし、イタリアンのコースに正式に組み込まれているものではありません。カジュアルなレストランでは、ストゥッツィキーノが出ないことが多いでしょう。
順番②前菜が出てくる
イタリアンのコース料理は、一般的に「アンティパスト」と呼ばれる前菜から始まります。空腹でもサッと食べられるものが多く、冷たい料理が提供されることがほとんどですよ。日本のイタリアンレストランでは、前菜にサラダを出す店が多いです。レストランによっては、数種類の前菜を用意しているところもありますよ。
順番③リゾットやパスタが出る
前菜の後は、「プリモ・ピアット」と呼ばれる炭水化物を使った料理が提供されます。パスタやリゾットが提供されるお店がほとんどでしょう。パスタやリゾットは、約15分ほどで完成する料理です。ちょうど前菜を食べ終わったタイミングで出すことができるよう、時間配分にもこだわられているのですよ。
順番④肉や魚のメインディッシュが出る
パスタやリゾットなどのプリモ・ピアットの後は、メインディッシュが提供されます。内陸のレストランでは肉料理が、海に面している地域では魚料理が多いでしょう。またメインディッシュには、「コントルノ」という付け合わせが付く場合もありますよ。
順番⑤メインディッシュの後にチーズが出る
イタリアンレストランでは、メインディッシュの後にチーズが提供されます。ブルーチーズやパルメザン、モッツァレラなどのスライスチーズが出されるのが一般的ですよ。
順番⑥最後はデザート
コース料理の一番最後は、「ドルチェ」と呼ばれるデザートが提供されます。ジェラートやタルト、ティラミスなど甘みの強いデザートを楽しめますよ。また食後の飲み物には、コーヒーが出されることがほとんどです。
イタリアンのテーブルマナーで注意すべきことは?
①お皿を持つのはNG
イタリアンレストランでは、皿を持って食事をするのはNGです。お茶碗を持つように食器を持ち上げるのはマナー違反ですよ。メインディッシュや前菜はもちろん、スープでもお皿は持ち上げないようにしましょう。
②スマホなどで写真を撮るのはマナー違反
イタリアンレストランにおいては、スマホでパシャパシャと写真を撮るのはNGです。シャッター音がお店に響きますし、料理を勝手に写真に収める行為は失礼に当たります。イタリアンレストランでは写真を撮らず、速やかに食事を始めてください。
イタリアンのテーブルマナーを理解して食事を楽しみましょう!
イタリアンのレストランには、様々なテーブルマナーが存在します。コースの順番や食べ方、取り分けの方法など、日本人が普段意識しない作法がたくさんありますよ。今回紹介したマナーを参考にして、イタリアンレストランでの食事や会食を楽しんでくださいね。
またこちらに、フランス料理を食べる時のマナーが紹介されている記事を載せておきます。フォークやナイフなどの使い方や、コース料理の食べ方などが詳しくまとめられていますよ。フランス料理のマナーにも興味がある方は、是非こちらの記事にも目を通してみてくださいね。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。