レポートの書き出しから進まない人に良い例と悪い例を紹介!上手く書くコツは?

レポートは、大学の評価につながる重要な課題です。しかし、レポートが苦手な人や、書き出しから進まない人も多いのではないでしょうか。そこで、レポートが書きやすくなる、構成の仕方や書き方のコツをご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね!

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



【良い例】書き出しで悩まない!正しいレポートの構成は?

良い例①3部構成にする

パソコンに向かう人

正しいレポートの構成は、序論、本論、結論です。まず、序論ではレポートで取り上げるテーマについて、具体的に示します。次に本論で、序論で提示したテーマを深く掘り下げましょう。必ず、参考文献や資料を用いて論理的に述べていきます。最後に結論です。序論で提示したテーマの答えを明確に述べます。

大学で出されるレポートは、どんな内容や長さであっても、序論、本論、結論の三部構成にするのが決まりです。良いレポートに仕上げるには、この構成が非常に大切です。序論を省いたり、結論と本論の区別が無かったりすると、読み手には伝わらなくなります。書き始める前に、全体の構成をしっかり決めておきましょう。

良い例②PREP法を用いる

課題を進める人

文章構成はPREP法に従いましょう。PREP法とは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字を取ったものです。頭文字の順番通り、結論から書き始め、次にその理由を述べます。そして、理由を裏付ける具体例を挙げ、最後にもう一度結論を述べます。

結論を先に述べることで、読み手の注意を引くことができます。また、この方法で記述すると、説得力のある分かりやすい文章構成になります。大学のレポートに限らず、プレゼンテーションでも効果的です。大学生活の様々な場面で活用できるので、マスターしておきましょう。

【悪い例】書き出しで悩まない!正しいレポートの構成は?

悪い例①序論・本論・結論のバランスが悪い

本を読む女の子

レポート構成の悪い例として、3部構成のバランスが取れていないものが挙げられます。序論、本論、結論に分けられていないものや、序論や結論が極端に長いものは、良いレポートとは言えません。レポートは、序論と結論を1〜2割、本論を7〜8割にしましょう。


特に序論と結論は、文章量を抑えて簡潔にしましょう。長々と書くよりも簡潔にまとめた方が、主張がはっきりして分かりやすいレポートになります。序論や、結論の部分に、本論で述べるべき内容が入らないようにすることも必要です。良いレポートとは、内容もさることながら、全体のバランスの良さも重要なのです。

悪い例②意見がブレている

机で寝る人

序論と結論で、意見がブレてしまうのも悪い例と言えます。例えば、序論で「野菜は体に良いから食べるべきだ」と述べるとします。それに対し、結論では「野菜が食べられない時は、サプリメントで補えばいい」と述べるとしましょう。これでは考えに一貫性がなく、レポートの核となる部分が曖昧な状態です。

レポートの骨組みが出来ていない状態で書き始めると、意見にブレが出やすくなります。つまり、書き始める前の下準備が、一番大切だということです。自分の意見をはっきりさせた上で、レポートの構成を考えてみましょう。また、レポートの全体像を俯瞰してみることも必要です。

レポートの上手な書き出し方のコツは?

コツ①問題提起から始める

黒板と女性の先生

レポートの上手な書き出し方のコツは、問題提起から始めることです。問題提起では、まず一般論を述べます。次に、それに対する自分の意見を「〜だろうか」という問い掛けの形で提示します。この書き出し方を使うと、レポートのテーマを簡単に記述することができます。

例えば「1日に30品目の野菜を摂取すべきだと言われているが、栄養補給の観点で見れば、サプリメントでも十分ではないだろうか」のように、「〜だが、〜だろうか」と書き始めます。議論しやすいように、一般論を多めに挙げておくのもおすすめです。書き出しに迷ったら、問題提起から始めてみましょう。

コツ②結論から始める

図書館にいる男女

結論から述べることも、上手な書き出しのコツです。先に結論を書くことで、テーマを明確にしておきましょう。例えば「不足しがちな栄養素の補給には、サプリメントは有効である」と一言で結論を述べます。こうすると、テーマを明確にできるだけでなく、強いインパクトを与えることも出来ます。

一般的に議論されないような内容をテーマに選ぶ時は、この書き出し方が簡単です。結論を先に述べてから、理由や具体例、反対意見を述べるので、レポートが書き進めやすくなります。また、自然と分かりやすい文章構成にもなります。ただし、結論を一言でまとめるのが大切です。結論がきちんと伝わるように注意してください。

書き出しで悩まない!レポートを上手く書くためのコツは?

コツ①テーマは狭く・深く

パソコンと電卓に向かう人

大学のレポートでは、テーマは狭く深く設定するのがコツです。テーマを狭く絞ると、結論が一つ決まるので、意見のブレがなくなります。また、本論で深く掘り下げることができるので、より良いレポートに仕上がります。一方で、テーマを広く設定すると、自然とレポートの内容は薄くなってしまいます。

レポートのテーマは、本当に書きたい内容に絞ることが大切です。さらに、テーマを記述方法にも注意点があります。テーマには抽象的な表現を使わないことです。テーマを抽象的にしてしまうと、何について論じているのか伝わりません。テーマは具体的な言葉で述べ、主題が分かりやすいレポートにしましょう。

コツ②5W1Hを意識する

カラフルな筆箱

5W1Hに注意して書くと、分かりやすいレポートになります。「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように」を網羅するように、情報を付け加えていくのがコツです。5W1Hは、自分の考えを人に伝えるのが苦手だという人に、特に注意してほしいポイントでもあります。

レポートに記述する情報の取捨選択は、非常に難しいものです。大学のレポートのように、新しい考えを述べるときには、特に注意したい点です。情報が一つ欠けただけで、正しく理解してもらえないこともあります。5W1Hが網羅できているか、意識しながら書き進めましょう。

コツ③適切な文末表現


綺麗なボールペン

適切な文末表現の使用も、レポートを書くコツの1つです。レポートでは「〜思います」や「〜かもしれない」のような曖昧な表現は相応しくありません。また、レポートの文末表現が一辺倒になると、箇条書きのように見え、幼稚な文章になってしまいます。そこで、同じ語尾が続かないように注意が必要です。

書き進めるときは、数行ごとに読み返すのがコツです。同じ語尾が続いている部分は、書き直しながら進めてみましょう。大学のレポートに使われる定番の文末表現をリストにしました。参考にして、読みやすい語尾にしましょう。曖昧にしないことと、同じ語尾を繰り返さないことを徹底してください。

    定番の文末表現

  • 〜だ、〜である
  • 〜と推察される
  • 〜について考察する
  • 〜と定義する
  • 〜だろうか

コツ④接続語で文を繋ぐ

ソファーでパソコンを操作する人

適切な接続語を入れるのも、読みやすいレポートにするコツです。接続語は、文と文の関係性を示す目印となるものです。接続語が適切な場所にあることで、読み手もロジカルに読み進められるようになります。つまり、接続語がないレポートは、分かりにくい悪い例とも言えるのです。

接続語には、順接、逆説、並列、対比などの種類があります。それぞれ、文の前後関係によって適切な使い分けが必要です。特に、段落が変わるときや、話題を変えるとき、具体例を挙げるときには、接続語が必要ないかどうかを見極めてください。必要な場合は、下記のリストも参考にして適切な物を使いましょう。

    レポートで使える接続語

  • 【順接】したがって、それゆえ、このため
  • 【逆説】しかしながら、ところが
  • 【並列】また、および、さらに
  • 【対比】一方、それに対して

書き出しで悩まない!レポートの本論を書くコツは?

コツ①引用を駆使する

豚と本とメガネ

上手にレポートを書くには、引用も重要です。本論では、引用を用いて、自分の意見を裏付けながら論じるのが決まりです。例えば「野菜を食べるよりも、サプリメントの方が吸収率がいい」という考えを述べる場合、それを具体的に示す参考文献の引用や、資料の提示が必要となります。

適切な引用が無いレポートには、悪い評価がついてしまいます。レポートを書く際は、必ず引用を用いて論じるように注意しましょう。ただし、引用の仕方には注意が必要です。記述の仕方を間違えると、そのつもりはなくとも、剽窃と受け取られることがあります。

大学によっては、引用や参考文献の書き方の指導が合ったり、見本を配られたりすることもあります。その場合は、大学の指示にしたがってください。下の関連記事でも、正しい引用の仕方をご紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

Small thumb shutterstock 1201683940
【注意必須】レポートの引用の書き方と例をご紹介!正しい表記を今のうちに学ぼう!

大学のレポートの引用の書き方が分からなくて困っていませんか?当記事では、レポートの引用の書き方を具体的な例を用いて詳しくご紹介します。また、レポートで引用...

コツ②パラグラフライティング

コーヒーとレポート紙

パラグラフライティングを効果的に使って、分かりやすい本論に仕上げましょう。パラグラフライティングとは、話題ごとに段落を変える書き方です。段落の初めには、その段落で取り上げる主張の要旨を記述します。こうすることで、読み手に自分の主張を正確に伝えることができます。

この方法は、主張が複数ある場合におすすめです。パラグラフライティングで記述すると、本論をじっくり読まなくても、全ての主張が読み取れるようになります。良いレポートとは、読み手にとっても分かりやすいレポートと言えます。パラグラフライティングを使って、自分の考えを正しく伝える工夫をしましょう。

書き出しと構成のコツを掴んでレポートを攻略しよう

レポートは大学の成績に直結するので、時間をかけて仕上げたいものです。しかし、試験や複数のレポートが重なり、レポートに時間がかけられないこともあるでしょう。そんな時、構成のポイントと書き方のコツがつかめていれば、時間をかけずとも分かりやすいレポートに仕上げられます。

正しい構成と分かりやすい記述を徹底して、レポートに悪い評価がつくのを避けましょう。レポートを書くときは、テーマ選びも大切です。下の関連記事では、書きやすいレポートのテーマの決め方をご紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

Small thumb shutterstock 289448900
書きやすいレポートのテーマの決め方を伝授!浮かばない時の探し方って?

レポートのテーマの決め方がわからずに悩んでいませんか?今回は何についてレポートを書けばいいのかわからない方のために、おすすめのテーマの決め方を紹介します。...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。