卒論のテーマが全然決まらない時の解決方法4選!書き方のコツや手順も伝授!
大学生活の最終試験ともいえる「卒論」ですが、なかには「テーマが全然決まらない!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、卒論のテーマが決まらない時の解決方法を紹介します。書き方の手順やコツ、注意点などもまとめていますので、ぜひご覧ください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
卒論のテーマが全然決まらない時の解決方法4選!
①大学で学習した分野や内容を振り返る
1つ目の解決方法は「学習した分野や内容を振り返る」です。卒論は大学で学んだ分野や活動内容の集大成にあたるものですから「大学で学習した分野やテーマのなかから、自分が興味のあるものを卒論の題材や題目として選ぶ」という方法もおすすめですよ。
これまで学習した内容は、授業中に配られたレジュメや授業用ノートをヒントにしながら振りかえると、より書きやすいですよ。内容や構成に悩んだ時でも、テーマに設定した授業を担当した教授に相談することで、文献選びや内容についてのコツや解決方法を教えてもらえる場合もあります。
②図書館の資料や文献に目を通す
2つ目の解決方法は「図書館の資料や文献に目を通す」です。大学には、大学内で学習できる分野を中心に、多彩な資料を収集している「図書館」が用意されています。図書館では、卒論のテーマ決めのヒントになる本や雑誌はもちろん、参考文献に使える論文の取り寄せができますよ。
また図書館内では、知りたいテーマや文献などの様々な目的に関する、文献選びをサポートしてくれる「レファレンスサービス」や、図書館内の文献の情報をチェックできる「O-PAC」などのサービスも利用できます。テーマの決め方に困った時はもちろん、卒論を書き始めてから、内容や構成に困った時にも便利な方法です。
③学術情報データベースを活用する
3つ目の解決方法は「学術情報データベースを活用する」です。学術情報データベースとは各分野の研究内容に関する論文や、学術雑誌に掲載された記事などを閲覧できるサイトをいいます。図書館で取り寄せが困難な資料なども閲覧できるため、テーマの決め方に悩んだ時はもちろん、構成や内容を決める時の参考にもなりますよ。
最も有名な「CiNii(サイニー)」は、利用契約をしている大学もあるため、大学内のパソコンから論文や文献の内容などを手軽に閲覧できますよ。また、論文の閲覧に特化した「CiNii Article」は、利用登録なしで利用可能なため、スマホからでもアクセス可能です。
④テレビ番組やインターネットで探す
4つ目の解決方法は「テレビ番組やインターネットで探す」です。ニュースやドキュメンタリー番組をはじめ、テレビやインターネットでは卒論のテーマや構成を決める時のヒントになる題材がたくさん取り上げられています。
そのため、普段見ている番組やサイトの情報から、疑問に思ったテーマや出来事を抜き出してみることで、より卒論が書きやすくなりますよ。注意点としては、番組やサイトの記事をそのまま使うだけでは著作権侵害に該当したり、信ぴょう性に欠ける論文とみなされてしまう場合もあるため、自分なりに深堀りすることが大切です。
全然決まらない卒論テーマのまとめ方は?
①1つの分野を掘り下げてみる
1つ目は「1つの分野を掘り下げてみる」です。レポートに比べてたくさんの文字数と論理的な構成が必要になることから、大学生のなかには「できるだけ大きなテーマの方が良いのでは?」と考える方も少なくありません。
テーマが大きいと、その分たくさんの情報を取り扱うことになりますが、面構成が複雑になったり、結論がブレてしまったりすることもあるのです。そのため、仮に文学であれば「英文学なのか日本文学なのか」さらには「古文なの現代文なのか」などのように、1つのテーマを深く掘り下げてみることで、テーマが絞り込めますよ。
②似たテーマを取り上げている論文に目を通す
2つ目は「似たテーマを取り上げてる論文に目を通す」です。多くの分野やテーマには、必ずといっていいほど「先行研究」が存在しています。そのため、実際に書き始めるより先に、自分が取り上げようとしているテーマに関する先行研究に目を通しておくことで、自分なりの仮説やテーマがまとめやすくなりますよ。
全然決まらない卒論のテーマや題材はいつから準備し始めるべき?
大学3年生の12~1月頃からテーマを決め始める
卒論といえば、最終学年に当たる「大学4年生や6年生の頃に書くもの」というイメージを持つ方が少なくありません。しかし最終学年になると、就職活動や新生活の準備などの予定で忙しくなってしまうため、授業が落ち着いて自由に動きやすい大学3年生の12~1月頃からテーマや構成決めに着手しておくことが大切です。
多くの大学では、卒論を書く前に特定の分野の勉強に特化したゼミに入ることになります。ゼミでは卒論の書き方指導や添削なども行ってもらえるため、ゼミ担当の教授に早めに相談しながら、テーマや構成を決めていくことがおすすめですよ。
添削や査読・口頭試問があることも考えてスケジューリングをすること
卒論は書いたら終わりではありません。テーマや内容を書いた後には、ゼミ担当の教授による添削や査読、口頭試問などいった、合否判定に関わるステップに移ります。
大学のスケジュールによって少しずつ異なりますが、添削から口頭試問までは1~2ヶ月程度かかることもあります。テーマ決めが遅れてしまうと、期限までに提出ができないなどのトラブルが起こってしまいますので注意しましょう。
卒論のテーマがなかなか決まらない時に最適な書き方の手順とは?
①研究計画書・スケジュールを書く
1つ目の手順が「研究計画書・スケジュールを書く」です。テーマが決まった後すぐに本文を書き始めるのではなく、まずは「どんな理由と目的で研究をするのか」「どのように研究と執筆を進めていくのか」を計画書やスケジュール表にまとめましょう。
計画書やスケジュール表によって、今後の研究の進捗状況が大きく左右されるため、しっかりまとめましょう。次の手順に移る前に、ゼミ担当の教授にこのスケジュールで研究を開始して良いかどうかを相談するのもおすすめですよ。
②参考文献を読む
2つ目の手順は「参考文献を読む」です。参考文献は、自分なりの考え方をまとめたり、仮説を立証したりする上での重要な根拠にもなります。そのため、実際に本文を書き始める前には、しっかり参考文献を読み込むようにしましょう。
③卒論の目次を作る
3つ目の手順は「卒論の目次を作る」です。卒論における目次は、論文全体の「骨組み」に当たる部分であるため、本文を書く前に目次で序論や本論、結論をまとめておくことで、実際に文章を書く「肉付け」がスムーズになりますよ。作成段階に、目次の各項目の簡単な方向性も書くことで、より本文を書き進めやすくなります。
④目次に沿って内容を書く
4つ目の手順は「目次に沿って内容を書く」です。計画書や目次を作成したら、実際に本文を書き始めます。本文は「だ・である調」で書くのが基本であり、序論では論文の目的や調査の手順などをまとめましょう。本論では仮説と検証、考察を繰り返し、結論では本論の結果を書きます。
卒論を書く時のコツ・注意点は?
参考文献はできるだけ多く活用する
卒論は活用した先行研究や論文の数によっても、内容の信ぴょう性や説得力の高さが判断されます。そのため、卒論で取り上げたテーマに関係する本や論文は幅広く活用し、資料と自分の考えを照らし合わせながら考えるのがコツですよ。
しかし、テーマに関係のないものや情報の発信元がわからないものなどを載せたり、本文中で参考にしていないものを載せてはいけません。
タイトルは最後につけること
論文を手に取った時に最初に目に入る情報であることから、卒論の顔ともいえるものが「タイトル」です。そのため、できるだ良いタイトルにしようと、最初に決めてしまう人も少なくありません。しかし、タイトルを最初につけてしまうと、書き終え本文を読んだ時にタイトルから脱線してしまうこともあるため注意しましょう。
そのため、卒論に付けるタイトルは本文を書いた後につけるようにしましょう。目次や本論の内容を見ながら決めるのがコツですよ。
説明が難しい専門用語などはできるだけ使わない
参考文献として扱う論文や文献のなかには、特定の分野の専門用語や複雑な計算式が含まれていることもあります。専門用語をたくさん使った卒論は、一見説得力があるように見ますが、添削や口頭試問にて質問されやすいポイントでもあるのです。
口頭試問などで質問された時に説明できないと「内容が分からないまま参考にしているのではないか」と思われてしまい、再提出や修正を求められる可能性もあるため注意しましょう。専門用語を使う場合は、あらかじめ調べておく、注釈で記載するなどをしておくことがコツですよ。
記事や文献のコピペは絶対にNG
たくさんの資料や文献を扱うことになる卒論ですが、あくまで「学生がこれまで学んできたことのまとめ」であることから、オリジナルの文章であることが大前提になっています。
資料や文献の文章をコピペするのは、著作権侵害に当たる可能性があるのはもちろん、大学によって再提出や休学処分になる可能性もあるため、注意しましょう。もし資料に使いたい文章がある場合は「引用」という形で一部分を利用しましょう。「引用文に基づいて自分の考えをまとめる」というスタイルで書くのがコツですよ。
卒論のテーマが決まらない時の参考にしてみよう!
「どんなテーマで書けばいいかわからない」と悩んでしまう方も多い卒論ですが、コツや注意点を押さえておくことで、スムーズに卒論が書けるようになります。実際に卒論のテーマ決めにお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した解決方法やコツ、注意点などを参考にしながら卒論を書いてみましょう。
難しい分野を取り上げるイメージを持たれがちな「卒論」ですが、実は身近で個性的なテーマを取り上げているものも多く存在しています。関連記事では、卒論に使える面白いテーマ例をまとめた記事を掲載しています。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。