【20代薬剤師】平均年収はどれくらい?職場別の年収や仕事内容も紹介!
今回は、「20代薬剤師の平均年収はどれくらいか?」という事をテーマに、職業別の年収や仕事内容なども紹介していきます。薬剤師と言っても、すべての人が病院や薬局で働くとも限りません。薬剤師が活躍できる職場にはどういう仕事があるかを知るきっかけとして下さい。
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目次
20代薬剤師の仕事内容は?
20代薬剤師の仕事内容①調剤業務
20代薬剤師の仕事内容1つ目は、調剤業務です。病院で発行された処方箋を基に、薬を調合して患者さんに手渡します。手渡す際に、服薬指導と呼ばれる薬の飲み方や薬に関する患者さんからの質問に答えるという事もあります。また、今飲んでいる薬がある場合には、飲み合わせが適切かも判断します。
場合によっては、薬の飲み合わせの件で処方箋に疑問がある場合には、医師とのやり取りをして患者さんの危険を未然に防ぐという事もある大切なお仕事です。薬というのは、効果的に私たちの体に働いて、病気を治してくれますが、それ故、飲み間違いは命取りです。正確性も求められる重要な仕事と言えます。
20代薬剤師の仕事内容②病院内薬局では注射薬や輸液の管理・薬物治療
20代薬剤師の仕事内容2つ目は、病院内薬局では注射薬や輸液の管理、薬物治療などに関わるという事です。病院に勤務する場合には、看護師や医師、様々な医療従事者とのチーム医療のメンバーとなります。特に、TDRと呼ばれる薬物治療では、患者さんの症状に合わせた薬物療法を医師と共に組み立てていく仕事もあります。
薬物治療は、病院勤務だからこその薬剤師の仕事でもありますので、医療従事者としてやりがいのある仕事をやりたいという方には、おすすめの職場でもあります。
20代薬剤師の仕事内容③薬の研究・開発
20代薬剤師の仕事内容3つ目は、薬の研究・開発です。20代の薬剤師が働く職場は必ずしも病院や薬局だけではありません。薬の研究や開発を行うような製薬会社に勤務している薬剤師もいます。特に、薬の開発には博士課程を卒業した限られた人材しか働く事ができませんので、キャリアアップを目指す事もできます。
また、新薬の開発に携わると新薬の安全性を確認する為の臨床実験なども行いますので、薬剤師の中でも給料がダントツで高い花形とも言える仕事と言えます。ここに、一般職の平均年収をまとめた記事がありますので、この記事を参考にして薬剤師の平均年収と見比べてみて下さい。
薬剤師になる為にはどうしたらいいのか?
6年間薬学部で勉強して国家試験に合格する
薬剤師になる方法1つ目は、6年間薬学部で勉強して国家試験に合格する事です。薬剤師の国家試験の受験や薬学部を有する学校への入学には年齢制限はありませんので、社会人になって薬剤師を目指す人も多いです。しかし、国家試験を受験する際には、受験資格が必要となります。
薬剤師の国家試験を受験するには、薬学部または薬学科を卒業する必要がありますので、それだけのお金が必要になるというのは明らかです。また、4年生の薬学部を卒業した場合には、2年間院で学ぶ事により、国家試験の受験資格を得る事ができます。
6年間で学ぶ多くの専門課程が必修科目
薬剤師になる方法2つ目は、6年間で学ぶ多くの専門課程が必修科目となるという事です。薬剤師になる為には、多くの専門知識を学ぶ必要があります。その為、自分の好きな科目だけしていれば良いというわけではないのです。また、常に勉強していなければ留年や卒業できないという事態に陥る可能性も大いにあります。
ここに、病院実習のお礼状の書き方についての記事がありますので、この記事を参考にして病院見学を行った時には参考にしてみて下さい。
20代薬剤師の職場にはどのような場所があるか?
20代薬剤師の職場①調剤薬局やドラッグストア
20代薬剤師の職場1つ目は、調剤薬局やドラッグストアです。院外処方が増えてきており、長座し薬局やドラッグストアが病院に隣接しているというケースが多いです。しかし、病院の規模や扱う薬の多さによって忙しさは違っているようです。大学病院など患者さんの多い場所に隣接している薬局は、必然的に忙しくなります。
特に、平日の午前中は患者さんが多いので、目の回る忙しさという場所もあるようです。逆に、専門病院でもある眼科や皮膚科など患者さんに出す薬に制限がある場合には、そこまで忙しくないと感じている人も多いと言えます。
20代薬剤師の職場②病院
20代薬剤師の職場2つ目は、病院です。調剤薬局やドラッグストアとは違い、高い専門知識を要求される職場となります。また、日々勉強が必要と感じる事が多いので、キャリアアップを目指したい人にもおすすめです。しかし、入院患者さんや救急を有している病院では、当直もあるので夜勤が必要となり、ハードです。
また、病院は、給与の面や専門知識を活かせるという事もあり、求人倍率も高い傾向にあります。他業種から転職しようと思っても難しいケースが多いので、20代の新卒からずっと働いているという人がほとんどです。逆を言えば、20代のような若い頃でなければ、慣れるのが難しいと言えます。
20代薬剤師の職場③製薬会社・卸売販売業者
20代薬剤師の職場3つ目は、製薬会社や卸売販売業者です。製薬会社では、薬の開発や研究、医療情報担当者と言われるMRという仕事にも就く事ができます。薬剤師の中では、最も高給取りとも言われるこの業種ですが、会社によってもその相場は変わってきます。製薬会社は、利益率も高い為、長く働くにももってこいです。
福利厚生も手厚い傾向にありますので、男性の薬剤師なども多く活躍しています。医薬品卸会社は、事業所ごとに管理薬剤師を配置する必要があり、医師や薬剤師からの問い合わせにも対応しなければなりません。その為、幅広い知識が必要となるのは明白です。また、薬事法にも深い知識が必要となります。
20代薬剤師の職場④化粧品メーカー
20代薬剤師の職場4つ目は、化粧品メーカーです。女性薬剤師に人気の職場であり、薬剤師は研究や品質管理の現場で活躍する事ができます。20代女性であれば、メイクに興味のある人も多いと思いますので、メイクが好きな方にもおすすめです。肌の弱い人向けのメイクなどは、薬剤師との共同開発というのも増えています。
製薬会社に比べても比較的、会社の数が多いので求人も多い傾向にあります。その為、調剤業務が苦手な場合には、化粧品メーカーに勤務するというのもおすすめです。20代の薬剤師は、若い人材という事もあり、重宝される事も多いと思います。
ここに、新卒の自己PRの書き方についての記事がありますので、この記事を参考にして20代薬剤師の方は、就職活動の際に参考にしてみて下さい。
20代薬剤師の平均年収とは?
20代薬剤師の平均年収①調剤薬局や病院勤務だと年収420万円程
20代薬剤師の平均年収は、調剤薬局で年収420万円程になります。新卒か5年目かどうかでも差はありますが、それでも420~450万円ほどが平均となります。働く場所によっては、それ以下という場所もありますので、調剤薬局で働く場合には、働き方を考える必要もありそうですよね。
しかし、調剤薬局であっても、管理薬剤師としての資格を活かせば年収600万円を超える事も多くあります。管理薬剤師としてのキャリアを積めばそれだけ、自分のキャリアアップにも直結してきますので、早い段階で管理薬剤師としての仕事を経験しておくというのも一つの手段でしょう。
20代薬剤師の平均年収②ドラッグストアでは年収550万円
20代薬剤師の平均年収2つ目は、ドラッグストア勤務だと年収550万円ほどです。調剤薬局と仕事内容としてはさほど、変わりはありませんが一番の差は、勤務時間の差です。ドラッグストアは、店自体が遅くまで開いている事が多く、その分勤務時間が増える事が結果として、年収の差に関わっていると言えます。
20代薬剤師の平均年収③大手製薬会社勤務だと700~1,000万円
20代薬剤師の平均年収3つ目は、大手製薬会社だと平均年収700~1,000万円という事です。会社によっても様々ですが、大手になればなる程、平均年収にも反映します。しかし、薬剤師としての資格を活かせるかと言われると、調剤薬局や病院勤務の薬剤師に比べるとそうではない事の方が多いです。
また、かなりの激務である事も多い為、長く続けるには根気が重要というのは言うまでもないでしょう。そして、定年退職後は、薬剤師としても調剤業務の経験がない事から再就職なども難しい事が多いというのも事実です。
ここに、25歳の平均年収がありますので、薬剤師の平均年収と比べるとどの辺になるのかを知る機会としてみて下さい。ボーナスについての情報もありますので、25歳の平均年収を知るにはもってこいだと思います。
薬剤師の昇給の仕組みとは?
薬剤師の昇給は基本給のアップしかない
薬剤師の昇給の仕組み1つ目は、薬剤師の昇給は基本給の上昇でしかないというものです。ドラッグストアや調剤薬局、製薬会社であっても昇給というのは、勤続年数に比例した昇給でしかありません。しかし、他の職種に比べても、勤続年数による年収アップは大きい傾向にあります。
特に、製薬会社は、調剤薬局や病院、ドラグストアに比べても昇給が高い傾向にありますので、それだけ平均年収にも差が出てくるのは明らかです。
薬剤師の平均年収アップや昇給を目指すには転職がベスト
薬剤師の昇給の仕組み2つ目は、薬剤師の平均年収アップや昇給を目指すには転職がベストだという事です。先ほども言いましたが、ドラッグストアや調剤薬局は、最初こそ給料が良いと感じる部分はあると思いますが、昇給というのはほとんどないのが現状です。その為、年収アップを目指すには転職するのがベストです。
中には、ボーナスがなく、月の給料が良いという会社や田舎にあるような薬局では、平均年収が高い傾向にあるというのも事実です。周囲の同年代の薬剤師に比べると自分の給与が低いと感じた場合には、転職も視野に転職活動するというのも良いでしょう。国家資格ですので、転職にも有利に働くはずです。
ここに、転職する際の履歴書の書き方のポイントやコツについての記事がありますので、この記事を参考にして、履歴書の書き方を学んでみて下さい。
20代薬剤師は職場によって年収は様々である事を覚えておこう
今回は、「20代の薬剤師の職場や平均年収」をテーマに、薬剤師の活躍できる場所や薬剤師になる方法についても触れてお話してきましたが、いかがでしたか?調剤薬局やドラッグストアなどに勤務している薬剤師は、年収アップというのがほとんどないというのが現状です。
しかし、薬剤師は国家資格でもありますので、資格さえ一度取得すれば、転職にも有利に働く事が容易に想像できると思います。薬剤師は、ドラッグストアや調剤薬局、病院だけでなく、製薬会社や化粧品メーカーなど活躍できる場所は多くあります。その為、20代薬剤師である場合には、やりたい仕事に就く事を意識して下さい。
そうすれば、年収などはもちろん、やりがいにおいても満足のいく人生を歩む事ができるはずです。20代薬剤師である場合には、様々な事に挑戦するというのが大事になってくると思います。
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