「貯金がない」不安から脱するには?老後のためにも貯金しよう
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貯金がない家庭はどのくらいある?
金融資産を持っていない世帯は3割
広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)2017年」 の結果によると、「金融資産を保有していない」と回答した世帯は全体の31.2%にのぼり、前年度の調査結果(30.9%)に比べると増加傾向にあります。 ここでの金融資産とは、定期預金や普通預金のうち、日常的な出し入れに備える現金や預貯金を除き、将来や運用のために備えて蓄えている資産を表しています。どの年代も3割前後
世帯年代別の結果としても、20代で35.6%、30代と40代は共に33.7%、50代で31.8%、60代で29.4%、70代で28.3%という結果が出ています。どの年代でも金融資産を保有しない世帯が3割前後を占めています。次の項目では年収にも触れますのでご参考ください。年間収入1200万円以上でも1割
年間収入1,000万円~1,200万円の世帯で11.5%、1,200万円を超える世帯でも9.9%と、およそ1割の世帯で金融資産を保有していないという結果が出ています。 収入が多ければ金融資産が多くなる、と一概にイメージするのは正解ではありません。どの世帯でも金融資産を保有する意識をつくることで、貯蓄は可能になり得ます。貯金ない人にありがちな思考とは?
月1万円貯蓄しても無意味
貯蓄できない人ほど、急に「1年で100万円貯める」などと高い目標を立てる人が多いです。1年で100万円を月に換算すると8万円ですが、なかなか達成できるものではありません。貯蓄もダイエットと同じで、無理をしてしまうとリバウンドがやってきます。 月1万円だと年12万円にしからないから無意味、と思っていませんか?始めは少額でもおろそかにせず「確実に貯める意識」をもち成功体験を積み重ねていくことで、100万円レベルの貯金であれば達成しやすくなります。運用利回り1%では意味がない
投資でも同じことです。どうせなら10%などの高い利回りでないと意味がない、と考えている人もいます。現在の預金金利(0.025%など)と比較すると、運用利回りの1%がどれほど大きいものかわかりやすくなります。 利回り1%で100万円を10年間複利運用すると、合計は110万円程度になりますが、この10万円を「10年でたった10万円」と考えてしまう人は要注意です。定期預金で100万円預ける場合、10年満期時の利息は2,500円(税引前)です。 このように、金利差による成果差を無視してリターンばかり求めてしまうと、その分大きなリスクが伴いますので、まずはお金を増やすことに対して謙虚になりましょう。お金を使えばストレス解消できる
ストレス解消で買い物などをしてしまう人は、お金を貯め始めようという動機付けが難しい人が多く、お金を使ったことに対しての罪悪感がまたストレスとなり次の買い物をしてしまう、などの悪循環に陥りやすいです。 また、こういうタイプの人には、お金を使うきっかけが外部要因による影響である場合が少なくありません。 「セールで安くなっている」「誘われたから」「在庫が残り少ないから」などの外部からの影響が、財布のひもを緩ませてしまう原因になることがあるのです。 自分の意志で決断をするのが苦手な人は、あらゆる場面でも他者によって行動の方向性などを決められることが心の底でストレスの要因になり、さらに浪費へ走ってしまうことが多いのです。 そのたびに中途半端な買い物に逃げていては、ストレスは無駄な買い物への罪悪感としてさらに大きなものになってしまうでしょう。その場合は、ある程度の線引きから始めてみてはいかがでしょうか。 自分が幸せと感じられる物に一度思い切ってお金をかけてみることは、踏ん切りをつけるひとつの方法です。 楽しくもないものにお金をかけてしまうくらいなら、旅行やアクセサリーなど、自分が好きだと思うもの・自分が心底納得できるものにお金をかけるほうが、精神衛生上にも良い結果を生むでしょう。貯金ができるようにするには?
支出を把握する
貯金への道のりには、まず「何にお金を使っているのか」をしっかりと把握する必要があります。全体の支出を把握することで、「無駄な出費」や「削ることが可能な出費」を見極めて、整理してコントロールできるようになります。 では具体的にどうすれば把握できるのか、ここからは支出把握におすすめの方法を紹介します。支出は3つに分類して管理
まずは支出を大きく3つの種類に分けましょう。 まずは「毎月の生活費」として、家賃などの住居費や光熱費、食費、通信費、交際費などの毎月支払う費用は比較的分かりやすい分類にあたります。 そして、生活費の中でも住居費や通信費など、支払う金額の決まっている物は固定費に。交際費や食費など、毎月変動のあるものは変動費として扱うとより分かりやすくなります。 3つの分類のうち、他には、毎月ではないが特別に支払いが発生する「年に数回の特別支出」(税金の支払いや車検、年払い保険料などの費用)、しばらくは使用しないような貯蓄である「将来の蓄え」が挙げられます。 以上の3点に重視しての管理をおすすめします。支出を見える化する
手始めに家計簿をつけることから始めましょう。堅苦しいものではなく、用途に合わせて使いやすそうな無料アプリなど簡単なものから始めて、習慣をつけることが大切です。 また、使途不明金をできるだけ抑えるには、クレジットカードや電子マネーを利用するのもおすすめです。明細を見返して確認することは、支出の大まかな流れをつかむことためにも有効な方法です。 生活費の中でも固定費と変動費がある、と先述しましたが、毎月の生活費を減らすには固定費の見直しがおすすめです。固定費は一度見直すことで、その効果が半永久的に続きます。通信費の無駄がないか、家賃の値段交渉は可能ではないか、など見極めて固定費の削減を目指しましょう。財布や口座を分けて先取り貯蓄
支出の把握ができたら、次に貯蓄を増やすためのプロセスをつくりましょう。まずは支出に応じて財布や口座を分けて、しっかりとそれぞれの収支を管理します。そのためには複数の銀行口座を使い分けることも有効です。 例えば、給与振込口座をメインバンクとして扱い、生活費の引き落とし口座として設定すると残高不足などの心配も軽減されます。そしてサブバンクは特別支出の積立用に利用する、などの方法があります。 貯金にあたり大切なのは、先取り貯金です。毎月余った分を貯金に回していたという方は、まず先取り貯金へ変更してみましょう。毎月の貯金額が一定になることで、目標を定めやすくなります。 給与が振り込まれたら先に毎月の貯金額を貯蓄用口座に移動させ、その口座には手を付けないようにすると自然と貯まっていきます。貯蓄用口座は、自動入金サービスがあり金利が比較的高いネット銀行がおすすめです。まとめ
収入が少ない人は、収入が多い人に比べて貯蓄が難しいというのは事実です。しかし収入が増えたからといって、必ず貯蓄ができるというわけではありません。貯蓄が増えない原因を自身で把握し、管理するなど意識改善を行うことで「貯めやすい家計」を目指し、貯蓄への道を拓きましょう。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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