【晴れ】を表す言葉35選!空の様子や季節によって上手に使い分けよう!

ふと空を見上げると、「今のこの空の様子って何と表現するのだろう?」と感じることがあるかもしれません。この記事では晴れを表す言葉を空の様子・時間・季節の場面ごとに分けて紹介しています。さらに天気の種類や雲の名前についても紹介します。

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【空の様子】晴れを表す言葉6選

①晴天(せいてん)

太陽

晴天(せいてん)とは、晴れた空・晴れを意味する言葉です。よく一般的に晴れを表す言葉であり、天気予報などでも使われます。晴天の例文は次の通りです。

    晴天の例文

  • 今日の天気は晴天だ。
  • 晴天に恵まれる。

②快晴(かいせい)

青い空

快晴(かいせい)とは、空がすっきり晴れ渡っていることを意味する言葉です。特に空全体に雲一つなく晴れた状態の時を表す言葉です。つまり、先ほどの晴天と快晴の違いは晴れている空にどれくらい雲があるかということです。快晴の方が雲の量が少なく晴れ渡っている時に使う表現です。

③晴朗(せいろう)

空

晴朗(せいろう)とは、空が晴れてのどかなことを意味する言葉です。空の様子が晴れていて穏やかであり、うららかな状態を表現する時に使われます。晴朗の例文は次の通りです。「天気晴朗なれども波高し」があります。

    晴朗の例文

  • 天気晴朗なれども波高し

④好天(こうてん)

天気

好天(こうてん)とは、よく晴れた空・よい天気を意味する言葉です。好天には晴れを表す「晴」の文字が使われていませんが、好はこのむという意味があり、「このまれる天気」すなわち一般的に晴れを表しているのです。ただし、雨が少ない時期の好天は雨が降っている状態を指します。

⑤日本晴れ(にほんばれ)

富士山

日本晴れ(にほんばれ)とは、空に一点の雲もない晴れた天気を意味する言葉です。先ほどの快晴よりもさらに晴れている空の様子を表現する時に使います。日本晴れには、疑いや不安が晴れることという他の意味もあります。また日本晴れの読みは「にっぽんばれ」ではなく「にほんばれ」が正しいです。


⑥澄晴(ちょうせい)

晴れの日

澄晴(ちょうせい)とは、空がくもりなく晴れ渡っていることを意味する言葉です。透き通るような青い空の様子を表現する時に使います。澄晴には、世の中が清らかに治まっているという他の意味もあります。どちらの意味も、「澄」の濁りがない透明で清いという意味が元になっています。

【時間】晴れを表す言葉4選

①朝日和(あさびより)

朝

朝日和(あさびより)とは、朝のよい天気を意味する言葉です。朝の空が晴れて穏やかな状態を表現する時に使います。また朝の空を表す言葉に暁天(ぎょうてん)と曙天(しょてん)があります。どちらの言葉も夜明けの空を指します。朝日和の例文は次の通りです。

    朝日和の例文

  • その日は朝日和で小鳥が鳴いていた。

②霜日和(しもびより)

霜

霜日和(しもびより)とは、朝露が下りたあとのよい天気・霜晴れを意味する言葉です。朝露とは晴れた日の朝に放射冷却により空気中の水蒸気が冷却されて植物や外壁に水滴がつく現象です。また霜日和は冬の季語としても使われています。

③夕晴れ(ゆうばれ)

夕方

夕晴れ(ゆうばれ)とは、夕方に空が晴れあがることを意味する言葉です。夕晴れは夕方の晴れた空の様子の時に使い、西に暮れていく太陽が夕方の空を照らしている状態を表現しています。

④晴夜(せいや)

夜空

晴夜(せいや)とは、空が晴れ渡った夜を意味する言葉です。晴れている空といえば普通太陽が出ている昼間を言いますが、夜にも晴れている時があります。晴夜は空が晴れて月や星が輝いてみえる状態を表現する時に使います。


【季節】晴れを表す言葉5選

①五月晴れ(さつきばれ)

花畑の中の女性

五月晴れ(さつきばれ)とは、梅雨の間の晴れた天気・五月の晴れた天気を意味する言葉です。本来五月晴れは梅雨の間の晴れを表す言葉ですが、誤って五月の晴れを表す言葉としても使われるようになりました。現在、五月晴れはどちらの意味で使っても構いません。また五月晴れは梅雨晴れともいいます。

②秋日和(あきびより)

秋

秋日和(あきびより)とは、秋の晴れた天気・秋晴れを意味する言葉です。秋と言えば最近は異常気象で台風が起こる季節でもありますが、本来は晴れて過ごしやすい季節です。秋に空が澄んで晴れ渡っている状態を表現する時に使います。

③菊日和(きくびより)

菊

菊日和(きくびより)とは、菊の花が咲く11月頃の晴れたよい天気を意味する言葉です。菊は日本を象徴する秋の花として有名です。菊の花が咲く秋のよく晴れた状態を表現する時に使います。

④凍て晴れ(いてばれ)

凍る

凍て晴れ(いてばれ)とは、凍り付くように寒い晴れの天気を意味する言葉です。冬の時期に息が白くなるほど寒く、空気が澄んで晴れている状態を表現する時に使います。また凍て晴れは「凍晴」とも書きます。

⑤小春日和(こはるびより)

小春

小春日和(こはるびより)とは、初冬に春のような暖かい好天を意味する言葉です。小春は春ではなく冬の時期の晴れた空の様子に使います。また小春空は小春のうららかな空を指します。どちらの言葉も冬なのに春のような天気の時を表現します。

これまで晴れを表す言葉に日和という言葉が使われています。日和とは天気、特によい天気を意味します。また日和の意味の中で、日和下駄という歯の低い下駄があります。これは晴れた日に履かれていたので日和下駄と呼ばれていたのです。すなわち日和が晴天と同じ意味があるということなのです。


このように晴れを表す言葉はたくさんの種類があることが分かります。晴れを表現する言葉には、良い意味を持つ文字や花の名前を使っている言葉が見られます。また晴れの表現のうち、天気以外の物事に対していい意味を持つ種類の言葉も見られます。

晴れ以外の天気を表す言葉は?

①曇り

曇り空

曇りとは、空一面に雲がかかっている天気のことをいいます。曇りの定義は空全体の9割以上にわたって雲の量があるということです。つまり雲の量が8割以下ならば一般的に天気は晴れであると言えます。曇りの天気の他にも薄曇りという空全体に薄い雲がかかっている天気があります。

②雨

雨の日

雨とは、その名の通り雨が降っている天気のことをいいます。雨の仕組みは空気中の水蒸気が昇華・凝結し雲を作って雲同士が衝突・併合をくり返すことで雨滴ができ雨が降ります。また霧雨といって普通の雨より雨粒が小さい雨のことをいいます。

③雪

雪だるま

雪とは、雲の中にある水蒸気が昇華して氷の結晶となって地上に降る天気のことをいいます。季節で言うと冬に見られる天気ですが、雪と似た天気が他にもみぞれやあられ、ひょうがあります。みぞれとは雪が雨と混合して、あられとは空気中の結晶が氷の塊となって、ひょうとは雷雨に伴って氷の塊が降る天気を指します。

④雷

落雷

雷とは、雲同士の間あるいは雲と地表の間の放電現象により空中に光と音が生じる天気のことをいいます。雷の天気の時は強い雨や風を伴うことがあります。

⑤霧

霧の中

霧とは、大気中の水蒸気が集まった小さな水滴が空気中に浮遊し視界が悪くなっている天気のことをいいます。霧の天気と似たものが他にも煙霧や砂塵嵐、地吹雪があります。煙霧とは小さな塵や煤煙が、砂塵嵐とは塵や砂が、地吹雪とは降り積もった雪が空気中に浮遊している天気を指します。

そもそも天気は気温や降水、雲量、風向、気圧などから判断される大気の状態をいいます。一般的に天気の種類は晴れ・快晴を含めると15種類あります。しかし国際的にみると、天気の種類はなんと96種類もあるそうです!空の様子が常に変化しているから天気の名前がたくさんあるのです。

雲を表す言葉は?

①上層雲の名前一覧

凧あげ

上層雲には巻雲(けんうん)・巻積雲(けんせきうん)・巻層雲(けんそううん)があります。上層雲は高度5000~13000メートルの高さで現れ、氷のつぶが集まって雲を形成しています。

    上層雲の名前一覧

  • 巻雲(けんうん):極小の氷の結晶から成る、繊維状の雲。(別名 すじ雲)
  • 巻積雲(けんせきうん):白雲の小さな塊が集まった雲。(別名 うろこ雲)
  • 巻層雲(けんそううん):うすい白色のベール状の雲。(別名 うす雲)

②中層雲の名前一覧

景色

中層雲には、高積雲(こうせきうん)・高層雲(こうそううん)・乱層雲(らんそううん)があります。中層雲は高度2000~7000メートルの高さで現れ、小さな水のつぶが集まって雲を形成しています。

    中層雲の名前一覧

  • 高積雲(こうせきうん):斑状に浮かび、丸みのある白色あるいは灰色の雲。(別名 ひつじ雲)
  • 高層雲(こうそううん):空を広く覆う灰色の雲。(別名 おぼろ雲)
  • 乱層雲(らんそううん):空全体を厚く覆い、雨や雪をもたらす暗灰色の雲。(別名 乱雲)

③下層雲の名前一覧

ハート型の木

下層雲には、層積雲(そうせきうん)・積雲(せきうん)・層雲(そううん)・積乱雲(せきらんうん)があります。下層雲は地上から高度2000メートルの間の高さに現れ、小さな水のつぶが集まって雲を形成しています。

    下層雲の名前一覧

  • 層積雲(そうせきうん):塊状あるいは層状の灰色がかった雲。(別名 うね雲)
  • 積雲(せきうん):底が平らで上面が高く盛り上がった雲。(別名 わた雲)
  • 層雲(そううん):地表近くに現れる霧のような層状の雲。(別名 きり雲)
  • 積乱雲(せきらんうん):垂直に発達した雷雨を伴う雲。(別名 かみなり雲)

このように雲の名前には10種類あります。他にも面白い形の雲はたくさんあります。雲が形成される時に季節が関係していることがあります。例えば層積雲は冬に見られることが多く、積乱雲などの雲は雨や雷を伴います。このように空を見上げて雲の形に注目してみると季節を感じ、天候を予想することが出来ます。

空の様子や季節に合わせて晴れを表す言葉を使い分けよう!

この記事では晴れを表す言葉を空の様子・時間・季節に分けて紹介しました。一言で「晴れ」といっても様々な言葉があり、どれも美しい表現です。また晴れ以外の天気を表す言葉や10種類の雲の名前も紹介しました。紹介した言葉や名前はほんの一部にすぎず、他にもたくさんの天気に関する言葉があります。

見上げる空はいつも違って見えています。時間や季節にも左右される空の様子は流れる雲のように様々な種類の姿を見せてくれます。その一瞬の空の様子を誰かに伝えて共有したい時に、ぜひこの記事を参考にして空や天気の名前を覚えて晴れを表現してください。

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