定期預金のメリットとは?おすすめやお得なキャンペーンも紹介

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どの金融機関にも、普通預金の他に存在するのが定期預金です。では、通常預ける普通預金とどう違うのでしょうか。また、預けるメリットやデメリットとは何でしょうか。この記事では、定期預金に関する疑問や基本的な情報、さらに、よりお金が貯まる方法も紹介します。

定期預金とは?

一定期間引き出せない預金

給料等の収入があると、通常、預けるのは銀行などの金融機関の普通預金ではないでしょうか。 この普通預金の金額が50万円を超えるなど、金額的に余裕ができたら、一定金額を定期預金へ預け替えすることがおすすめです。定期預金は、いったん預入期間を決めて預けると満期日まで引き出すことができず、いつでも出し入れができる普通預金と比べて不自由に感じるかもしれません。 しかし、預けたお金の住み分け、という観点で考えるといかがでしょうか。 普通預金は生活に必要な最低限の金額を置いておき、貯めるための口座として定期預金に一定額預ける、というようにお金を分けることで、必要以上にお金を引き出すことがなく確実にお金を貯めることができるのです。預入期間は最短で1カ月、最長10年というのが一般的です。期間は目的に応じて自身で決めることができ、期間が長くなるほど金利も上がりやすくなります。

利息の付き方にも特徴がある

定期預金は普通預金と異なり、より貯まりやすい金利計算のシステムがあるため、金利は1種類ではありません。おおまかに分けると単利型と複利型の2種類があるため、それぞれ説明します。 まず単利型ですが、預入期間1年ごとに、預け入れた金額(元本)にのみ利子がつきます。通常、預入期間が1カ月以上3年未満は単利しか選べません。なお、預入期間が1年未満の場合は、金利は1年を基準として計算されます。例えば、預入期間が6カ月で金利が年0.04%の場合、1年の半分であるため、0.02%の利子がつく計算です。 次に複利型ですが、こちらは毎年、計算された利子が元本に組み込まれます。つまり、元本が毎年、利子の金額分も増えて年ごとに積み上がる計算となるため、単利よりお得です。ただし、3年以上の預入期間がないと複利は選べません。

ゆうちょは「定期貯金」

多くの金融機関で「定期預金」と呼ばれている預金について、ゆうちょ銀行では「定期貯金」と称しています。ゆうちょ銀行のサイト内における「定期貯金」の説明は次のとおりです。 「定期貯金」は、あらかじめ預入期間を指定する貯金で、預入可能な金額は1,000円以上、1,000円単位で自動継続もできます。また、預入期間は1カ月、3カ月、6カ月、そして1年以上は1年単位で、最長5年までです。利子については、預入期間が3年未満は単利のみ、3年以上は半年複利の計算ができます。 以上のように、ゆうちょ銀行の定期貯金は、預入期間や利子の計算について他の金融機関の定期預金と内容的には同じであり、定期預金と同義の貯金、と考えて差し支えないでしょう。

定期預金のメリット・預ける意味は?

普通預金より利率が良い

低金利な預金にあえて預けようとは思わない人もいるかもしれません。しかし、それでも普通預金に預けたままでいるよりは金利は高いのです。では、なぜ定期預金の方が普通預金より利率が高いのでしょうか。 利用者側にとって定期預金は、預けたお金を一定期間出し入れできなくなるものですが、金融機関側にとっては預けられたこの資金を融資に回したり、運用したりすることができます。そのため、利率面で優遇しているのです。 さらに、長期間預け続けると金利が上がっていくので、満期まで引き出せない代わりに、預けたお金は減ることがなく確実に増やせるのです。

元本保証がある

万が一、銀行が破綻しても、定期預金は元本のみならず預けた期間の利息も保証されます。これは、定期預金が国の預金保険制度の対象となっているためです。 株式投資など、他の資産運用に比べるとリターンは少ないものの、リスクが少なく元本割れする心配もありません。手持ちの金額を減らすことなく確実に増やすには、有効な資産運用方法だと言えます。

複利だとさらにお得

定期預金は前述の元本保証のほか、利息の説明の際にも触れたように、3年以上預けた場合は複利を選ぶことが可能です。単利に比べ、複利は毎年元本に金利が組み込まれ、加算後の金額を元本として計算します。つまり、年々元本が増えるため、複利の方がお得なのです。 預入期間が3年以上になると、さらに、半年ごとに金利を見直すことができる変動金利も選択できます。これにより、半年ごとに金利が元本に組み込まれるため、1年に2回、元本が増える機会があります。これが半年複利です。

定期預金のデメリットとは?

資産運用としては消極的

定期預金は、長く預け続ければ貯金額が増えていくとはいえ、株式やFXなどの他の資産運用に比べると増え方が少なく、物足りなさを感じる人もいることでしょう。株式やFXなどが積極的な資産運用だとすると、定期預金は消極的な資産運用とも言えます。 特に、低金利の状態で預けると、それに伴って増える金額も微々たるものです。そのため、資産を増やすというよりは「元本割れの恐れがなく貯めるための運用」と考えて活用したほうが無難と言えます。

満期前に中途解約すると損することも

定期預金は原則として中途解約ができません。やむを得ない事情などでどうしてもお金が必要になり中途解約した場合、金利は期待しない方が良いでしょう。中途解約しても最低限元本は保証されますが、金利は普通預金口座の金利と同程度か、さらに低い中途解約利率が適用されてしまいます。 なお、中途解約やその他解約方法全般に関する説明については、こちらの記事を参考にしてください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/6869#i-12”]

低金利のときは向いていない

定期預金は、上述したように資産運用としては消極的な方法です。ただ元本保証があり、デフレや不況などにも強いため、どちらかと言えば守りの資産運用と言えるでしょう。  また、日本銀行が導入したマイナス金利により、普通預金のみならず、定期預金も金利が下がっています。2018年3月17日現在のデータでは、都市銀行の金利が、預入期間1年で0.01%です。試算すると、100万円を1年間貯めても、税引き前での金利は100円、ということです。

定期預金金利の高い銀行は?

金利が低いとなると、なかなか定期預金に預け替えする気が起きないかもしれません。 ただ、銀行によっては金利を他行より高めに設定していたり、短期間からでも預入可能な預金を用意していたりと、さまざまな工夫がなされています。ここでは、そういった銀行をいくつか紹介します。

SBJ銀行

SBJ銀行は「銀行は、金利だ。」と掲げているとおり、定期預金の金利は高めです。その明言どおり、2018年4月16日時点での定期預金の金利ランキングでは1位を獲得しています。 SBJ銀行の金利は、1年ものについてはオリックス銀行と並んで年0.15%です。それに対し、他行は年0.1%に満たないものとなっています。さらに3年ものは年0.25%、5年ものは年0.3%と、いずれも単独1位に輝いています。 定期預金には、通常の定期預金のほか、1週間から預金できる「なのかちゃん」や、急な出費にも対応できる「ひきだし君」など、ユニークな預金も取り揃えています。

オリックス銀行

オリックス銀行の定期預金も金利が高く、SBJ銀行が1位になった同金利ランキングでは2位にランクインしています。1年ものについては、SBJ銀行と並び年0.15%、3年もの・5年ものについても、3位以下を倍以上引きはなす年0.2%と、トップに迫る数字です(2018年4月現在)。 オリックス銀行の定期預金で、看板とも言える「eダイレクト定期預金」は、インターネット専用預金であるために高い金利の設定を可能にしています。2週間から預けられる「2週間定期預金」もありますが、金利は年0.05%となり、短期にしては高めの設定となっています。ただし、2週間定期預金は預入金額50万円以上が条件ですのでご注意ください。

楽天銀行

楽天銀行は、SBJ銀行・オリックス銀行とは特徴が異なります。定期預金全体の金利はそれほど高いとは言えませんが、注目すべきは、短期間の預金の中に一部、高い金利の設定があることです。 楽天銀行の定期預金は、預入期間が7日のものからありますが、このうち預入期間14日の預金は年0.20%に設定されています。他の預入預金については年0.02~0.04%の範囲内で、最長の10年ものも例外ではありません。 この数字の差を見ると金利の違いが分かるのですが、1つ条件があります。14日ものは、7日ものと同じで10万円以上が最低預入金額となっています。 また、もう1つ特徴的な商品としては、自身の名義となっている他行口座から振り込んだ金額に対して適用する「新規入金定期」です。こちらは、預入期間が1カ月で年0.21%と高い金利であることに加え、1,000円から預入可能となっています。

お得な定期預金金利キャンペーン

キャンペーンで金利が上乗せ

夏や冬のボーナス時期に合わせて、通常より高いキャンペーン金利を適用する銀行や信用金庫、地方銀行も多くあります。通常の給料振込を金利の低いメガバンクなどに預けていたとしても、ボーナスは金利の高い銀行を選んだ方がお得です。各行にて個性的な名称でサービス金利を提供しているため、いくつか紹介します。    例えば、大光銀行えちご大花火支店は「超大型スターマイン定期預金」と称して年0.3%で提供していたり、香川銀行セルフうどん支店は「超金利トッピング定期」と称して0.27%で提供していたりします。 さらに、トマト銀行ももたろう支店は「スペシャルきびだんご定期」と称して年0.25%で提供など、金利だけでなく名称もインパクトがあります。 なお、紹介した三行は、2017年冬の定期預金金利ランキングにおいていずれも10位以内に入っていました。夏や冬のボーナス時期にはこのようなキャンペーンが出てくる可能性が高いため、ぜひ各行のホームページなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

出し入れが自由な代わりにあまり増えない普通預金よりも金利が高く、貯まりやすいのが定期預金です。長く貯めれば、複利などによりさらに増やすことも可能です。 資産運用としては控え目ですが、元本割れの恐れがありません。金利が高い銀行に預けたり、ボーナス時期のキャンペーン金利などを活用したりして、うまく増やしてみてください。

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