貯金の目標額はいくらにするべき?年収や年齢別の貯金目標

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将来のために貯金をしておきたいけれど、どれぐらいの蓄えがあれば安心できるのだろう、などと考えることはありませんか?年収や年代などの違いや、独身・既婚などの世帯別でも貯金額は異なります。この記事では、年代や世帯などの目標額での目安をはじめ、目標額への近道なども説明します。

年収から見た貯金の目標額は?

一人暮らしなら年収の15%

独身の一人暮らしであれば、養う人も居らず、全て自己管理しなければならない代わりに、自分のやりくり次第では定期的にお金を貯めることもできます。貯金額の目標は年収の15%を目安に貯めましょう。 例えば、手取りの年収で240万円の場合、その15%は36万円となります。賞与なしの計算で、月あたり3万円です。もし、出費が多くてとても無理という方は、10%でも構いません。年間24万円、月あたり2万円。これならどうでしょうか。 貯金にあたって、目標額を設定するのは大事なことです。

実家暮らしやDINKSは年収の30%

独身で実家暮らしの場合、人によってはほとんど生活費の負担がないことでしょう。貯めやすくなるのではないでしょうか。また、DINKS(共働きで子供が居ない家庭)でも、2人で生活費を折半できるので、負担はかなり軽くなるはずです。 これらの形態の暮らしなら、貯金額の設定は一人暮らしの倍、手取り年収の30%を目標額にしましょう。 前述の例で貯金額を試算してみると、手取りの年収で240万円の場合、年間72万円です。月当たり6万円と、一人暮らしより毎月3万円増える計算です。金額的に厳しく感じるかもしれませんが、一人暮らしの生活費と比較してみましょう。 一人暮らしの生活費の全国平均では、まず家賃だけで66,000円、光熱水道代で10,000円と、これだけでも合わせて76,000円になります。実家暮らしではおそらく支払う必要のない金額で、DINKSでも折半で半額とすれば4万円弱と、一人暮らしの場合よりも4万円弱浮くことになります。つまり、先ほどの貯金額の差額3万円の方が少ないのです。 もちろん、それぞれの家族や暮らしのスタイルによって一概には言えませんが、数字上だけで見ると、いずれの生活形態でも一人暮らしより貯めやすいと言えるでしょう。

年齢別の貯金の目標額の設定は?

20代は生活費の3~6ヵ月分

20代で、特に新規採用から年数も経っていない頃は、蓄えも多くないのではないでしょうか。しかし人生、いつどんな時にお金が必要になるか分かりません。 急な病気、ケガや友人の結婚祝い、突然のリストラによる失業など、人生におけるさまざまなシーンに対応できるよう、緊急予備金としても、ある程度の蓄えは必要となってきます。貯金しておくべき額として、一般的には、20代の場合で月々の生活費の3カ月~6カ月分と言われています。 例えば、月の生活費が15万円の場合、最低でも3カ月分の45万円は蓄えておきたいところ。6カ月分では90万円と、この額ならある程度の場面に対応できそうです。

30代は年収分~年収の1.5倍

年収もだんだん上がってくる30代では、20代のうちに貯めた緊急予備金とは別枠で、最低でも年収分、できれば年収の1.5倍は貯めておきたいところです。例えば、手取り年収が400万円とした場合、月に5万円ずつ貯めれば年間60万円、7年弱で年収分の貯金を達成できる計算です。 さらに、年収の1.5倍、つまり600万円に増やそうとすると、月に6万円ずつ貯めれば年間72万円となり、8年と数カ月で達成できます。 ただ、この年代になると、結婚や出産、また住宅購入によるローン開始など、人生における大きなイベントが発生する可能性があります。 独身で実家暮らしであれば年収の1.5倍の貯金が可能かも知れませんが、これらの大きなイベントが発生してくると、なかなか難しいかもしれません。貯金を増やしやすくするには、あるコツがありますが、それについてはまた後述します。 なお、節約という観点で考えると、毎月の支出額を記録してみた時に、意外と余分な出費があったことに気づきます。外食の回数や金額、趣味に使うお金、コンビニエンスストアでの余分な買い物などです。節約によっては、手元に残るお金が増えることもあります。

40代は年収の2倍

40代における貯金についても、30代での年収や貯金額をベースに説明します。 前述の貯金のペースを継続できていれば7年弱で年収金額だったので、月5万円のペースならば年収の2倍である800万円まで160カ月です。つまり、30歳からのスタートで、13年余りで貯まる計算です。 ここまで来ると、1,000万円の大台もあと200万円、そのままのペースで合計17年弱と、射程範囲内です。 なお、さらに余裕があれば、年収の1.5倍を貯めるペースで計算します。月6万円で600万円だったので、この2倍、1200万円を目標とすると200カ月、30歳からのスタートで17年弱で達成できます。 ただ、40代でも、住宅ローンや子供の養育費にかかる金額なども計算しておかねばなりません。そのため、貯める金額を、上記にて計算した最低ラインの800万円から最高1200万円の間で貯める、という形で幅を持たせても良いでしょう。

貯金がない人の目標額はいくらから?

100万円は「まとまったお金」

貯金が全くない人がこれからお金を貯めるには、目標金額はどれぐらいにすれば良いのでしょうか。実は、多くのファイナンシャルプランナーなどが目標額として勧めるのが100万円です。 1桁違い、10万円と比べるとどうでしょう。おそらく独身世帯でも、切り詰めて1カ月しかもたないかもしれません。 100万円がまとまったお金と言われるのは、普段の生活や毎月の給料ではまず見ることのできない金額で、これだけあれば大抵のことは対応できる、という安心感もあるからでしょう。

3ヵ月分程度の生活費になる

100万円あれば、仮に、夫婦と子供1人の生活費で1カ月あたり30万円かかるとしても、3カ月は持つ計算です。もし自己都合退職などでしばらく収入が途絶えても、3カ月の間に今後の対策を立てることもできます。 言い方を変えれば、3カ月は働かなくても暮らしていけるということです。そう考えると、この金額を蓄えておけば、気持ち的な余裕だけでなく、無就労でも3カ月分のお金があるため、結果的に時間にも余裕ができ、この間に新しいことにも取り組めます。

モチベーションがアップする額

目標を達成するためには、モチベーションが保てるかどうかが重要なカギとなります。預金通帳を見た時、100万円である1,000,000円の7桁は「,(コンマ:以降“コンマ”と表記します)」が2つあり、見た目からしても多く感じます。 それに対し、桁が1つ少ない6桁だと、コンマも1つ減ります。極端な例で言うと、99万円である990,000円では金額的に100万円との差額は1万円だけですが、桁数とコンマが減ることにより、見た目的にかなり少なくなった気がしませんか? 貯金により100万円である 1,000,000円になった場合、この見た目効果はかなり大きく、モチベーションがアップするでしょう。

目標額を貯金するためのコツ

毎月の貯金額を決める

ここまで説明してきたように、生活様態や年代ごとに貯金額の目標は変わってくるでしょうが、目標額が定まったら、具体的に月々の貯金額をいくらにするか設定しましょう。その際に、貯金達成までの期間も決めておくと設定しやすくなります。 前述の、貯金なしの状態から100万円貯める例で考えてみましょう。期間を3年以内と定めた場合、100万円÷36カ月=2万と7,777...円となります。切り上げて毎月3万円ずつ貯めると、3年以内の34カ月で達成します。 もう少し頑張って1カ月4万円にすると、ちょうど25カ月、つまり2年と1カ月で達成できる計算です。もちろん通常の生活費等必要な金額もありますので、それで生活が苦しくなっては元も子もありません。あくまでも、毎月続けられる金額で設定しましょう。

先取り貯金をする

毎月定額を貯金するには、給料が入ったらまず最初に貯金をする、という「先取り貯金」が有効です。その方法をいくつか紹介しましょう。 まず、指定日に指定金額を普通口座から定期預金へ振り替えられる「自動積立定期預金」です。給料振込口座などのメインバンクで取り扱っています。次に、勤務先の会社の給与天引きを利用して提携先金融機関に送金させる方法で、代表的なものに財形貯蓄があります。 最後に、勤務先の会社に預ける社内預金で、財形貯蓄同様、給与天引きです。こちらは他の預金より利率が高く、貯めるには有利ですが、反面、会社が倒産した場合は戻ってこないというリスクもあります。 これらの先取り貯金をうまく活用すれば、目標額もぐっと近くなるでしょう。

まとめ

貯金するには、目標額を設定した方が貯まりやすくなります。目標額は、100万円などまとまった金額にするとモチベーションあがり、達成できた時の喜びも大きくなるでしょう。特に先取り貯金は、普段は差し引かれたことに気づきにくく、意外と知らないうちに貯まるので、ぜひ活用してください。

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