クレジットカード番号の意味は?会社識別や悪用ができる?

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クレジットカードには、複数の数字が並んでいます。これは無作為に割り当てたのではなく、その数字ごとに意味があるのです。カード会社やどんなジャンルのカードなのかがわかるという事です。今回は、カード番号の意味について解説します。

クレジットカード番号の意味

最初の1桁目は産業種別

最初の1桁目の数字は、産業種別を表します。「MII(主要産業識別子)」というもので、そのクレジットカードを発行している会社が、どんなジャンルの会社かがわかるのです。 3~6は銀行や金融関連の会社です。0~2は航空系、7は石油系、8はヘルスケア系、9はそれ以外となっています。なお、3には旅行と娯楽、6には運輸の会社も一緒に含まれています。

最初の6桁で発行会社がわかる

最初の6桁で、発行会社そのものがわかります。「BIN(銀行識別番号)」などと呼ばれるもので、どのようなジャンルの会社かではなく、会社名までが明確にわかるほどです。 そのため、似ている番号があっても、発行会社さえ違えば全く違う会社を表します。逆に、カードの見た目が明らかに違っても、この最初の6桁が同じであれば会社も同じということです。

7桁目から最終2桁までは口座番号


7桁目から最終2桁は、口座番号です。VISAやマスターカード、JCBといったブランドは7~15桁目の間、アメリカンエキスプレスは7桁~14桁目となります。また、Diners Clubは7~13桁目です。 口座番号ということで、個人個人でどのような番号かが異なってきます。方法次第でその個人が特定されかねないので、取り扱いには注意しましょう。

最後の1桁は検査用数字

最終桁は、チェックデジットという検査用の数字を表します。カードを読み取った際、チェックデジットから「再計算」を行います。その計算後の数字と、チェックデジットが合わなければ、本物のカードではないと判断されます。 そのため、セキュリティを強固にする役割を果たす存在と言えます。最後の1桁まで、カード番号の漏洩には注意が必要です。

最初の数字と産業種別

0から始まる番号は国内ブランド

カードのブランドではJCBやVISAなど、国際ブランドが数多くあります。そんな中で、0から始まる番号は国際ではなく国内ブランドを表すのです。

日本国内の加盟店ではどこでも利用できますが、世界中の加盟店で利用できる国際ブランドと比べると不便と言われやすいものです。そのため、現在ではほとんど見かけることが無い番号となりました。

1または2から始まる番号はほぼない

1または2から始まる番号は、発行会社そのものに割り当てられた番号です。国内ブランドに割り当てられており、過去には存在していた番号ですが、今はほとんど存在していません。 理由としては、やはり利便性に特化した国際ブランドに切り替えたことが挙げられます。時代の流れとともに、少しずつ消滅していった番号なのです。見つけても、有効期限切れの古いものの可能性が高いでしょう。

3から5で始まる番号がもっとも多い

先述のように、3~6は金融機関などが含まれています。そのため、特に3~5で始まるカードが最も多い状態です。 大手国際ブランドに属しているカードは、必ず3~5のどれかが最初の番号です。複数枚カードを持っていても、全部がこの範囲内の番号の可能性が高いでしょう。

6か7で始まるのは交通系

6または7から始まるカードは、交通系のものであることが多いです。ETC機能を持つカードもその仲間です。

また、交通系のカードであっても、国際ブランドとの提携がすでにされているものもあります。この場合、先頭の数字は3~5のどれかであることがほとんどです。

8か9から始まるカードは少ない

8か9が先頭の数字であるカードは、日本では存在していません。では海外で多いのかというと、そういうわけでもありません。海外では存在こそしていますが、割合的は少なくなっています。 世界中の誰しもが馴染みのない先頭の番号と言えるでしょう。扱っているカード会社もごくわずかとなっています。

裏面の番号の意味は?

裏面の番号はセキュリティコード

裏面にも、複数の数字が表示されています。これは「セキュリティコード」です。表面のカード番号と同様に、ネット通販などで入力を求められるものです。 これは、表面の番号と組み合わせが一致しないと、本物のカードとして認識しないようにするためです。もしカードの表面が写った写真が流出したり、カードを置いたときに数字を見られたりしても、裏面の情報も無ければ利用ができません。

番号が流出したら悪用される?

暗証番号なしでも悪用される可能性

カードを落とすと、暗証番号が知られていなくても利用される可能性があります。店頭での利用は、直接暗証番号を入力することがほとんどですが、通販では必要ないこともあるのです。 そのため、ネット通販で高額なものを購入し、転売して現金化という手口の犯罪があります。カードを落としても、暗証番号さえばれなければ大丈夫という認識は間違いです。カードを紛失したら、速やかにカード会社に利用停止を依頼しましょう。

番号の流出だけでも悪用可能

通販の中には、カード番号と有効期限さえあれば利用できてしまうところがあります。そのためカードの紛失はもちろん、カード番号、有効期限の漏洩にも十分な注意が必要となります。

まとめ

今回ご紹介したように、カード番号には様々な情報が含まれています。このことから、求められるのは漏洩や紛失を防ぐ管理能力です。暗証番号さえ知られなければ良いというのは大きな誤解と言えます。むやみに人に見せないよう注意していきましょう。

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