何よりですの意味や敬語の使い方は?丁寧語や類語は?安心の言い回しも

安心したことやよかったことなどが合ったときに使うことの出来る「何よりです」ですが、意味や使い方についてどのくらいご存じでしょうか。今回は「何よりです」の意味や「お元気そうで」などを用いた敬語や丁寧語での表現の仕方などについて紹介します。

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何よりですの意味は?

「何より」は「極めていて変わりがない事」や「最も優れている」という意味

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「天気が良くて何よりです」のように、日常的に使われる「何よりです」という言葉の「何より」には、「極めていて他に変わりがない事」や「最も優れている」という意味があります。秀でている、他のことで代用できることがない時などに使われる言葉です。

また、「どんなことよりも」や「最良」「最善」のように最上級を表わすときにも用いられる言葉です。そのため、「何よりも嬉しい」や「何よりも楽しい」のような意味合いで使われることが多いのです。

「何よりです」は「何より嬉しいです」の「嬉しい」などが省かれた言葉

言葉を調べる

「何よりです」は、「何よりも嬉しい」や「何よりも楽しい」といった意味合いで使われる言葉ですが、実際に使うときは「嬉しい」や「楽しい」を省略して使われる事がほとんどです。「嬉しい」や「楽しい」という言葉を省略して「何よりです」とすることで、言葉が曖昧になります。

言葉を曖昧にするのは、良くないと感じる場合もあります。ですが「何よりです」の場合、はっきりと言葉に表わさなくても、気持ちが伝わるのが良いところ。慎ましい雰囲気で「嬉しい」や「楽しい」を伝えたい時に重宝する言葉となります。

嬉しい気持ちを表現するときに使う「嬉しい限り」という言葉をご存じですか。ビジネスシーンやメールなど、使用する機会の多い「嬉しい限り」について詳しくまとめられた記事があります。嬉しい気持ちをはっきりと伝えたい時には、こちらの記事を参考にして上手に使い分けていただけたらと思います。

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何よりですの敬語は?

何よりですの敬語①「です」の部分を「と存じます」という言い回しにする

説明する

何よりですの敬語の1つ目は「です」の部分を「と存じます」という言い回しにするです。「何よりです」は「です」という言葉が付いているため、丁寧な言い回しとなるのです。そのため、「何よりです」のままでも、問題なく目上の方に使用することが出来ます。

ですが、実際に使うとなると「失礼にならないかな」「気分を悪くさせてしまわないかな」と不安になってしまいますよね。そこで、「です」を「と存じます」と置き換えるようにします。「存じます」は「思います」という言葉の敬語表現です。

「何よりです」を「何よりと存じます」という言い回しにする事で、目上の方にも安心して使用することが出来るようになるのです。

何よりですの敬語②お元気のように「お」や「ご」を付けた言葉を用いる

敬語についてまとめる

何よりですの敬語の2つ目は、お元気のように「お」や「ご」を付けた言葉を用いることで目上の方に使用しても失礼のない敬語として使うことが出来るです。「何よりです」をそのままの形で使用する場合、「お元気」や「ご無事」のように「お」や「ご」のような接頭語が付いた言葉や尊敬語を用いるようにします。

    「何よりです」の敬語表現

  • お変わりなく過ごされていたとのこと、何よりです。
  • ご無事に戻られたのことで何よりです。

何よりですの丁寧語は?

何よりですの丁寧語①そのまま「何よりです」と使うことが出来る

丁寧語を学ぶ

何よりですの丁寧語の1つ目は、そのまま「何よりです」と使うことが出来るということがあげられます。「何よりです」は、「何より」という言葉に丁寧語の「です」がついた言葉です。そのため、そのまま「何よりです」と使用することが出来るのです。

何よりですの丁寧語②何よりですの「です」を省くと丁寧語として使えない

同僚や部下と話す

何よりですの丁寧語の2つ目は、「何よりです」の「です」を省くと丁寧語として使えないということがあげられます。「です」を省いて「何より」だけにしたり「何よりだね」のようにしてしまうと丁寧語とは言えません。そのため、目上の方に使用しないようにしましょう。

ですが、同僚や部下に対しては「元気そうで何より」や「変わりなさそうで何よりだね」のように「です」を用いない言い回しで使用しても問題ありません。

何よりですの使い方は?

何よりですの使い方①お元気そうで

話をする

何よりですの使い方の1つ目は「お元気そうで」です。しばらくぶりに会った人が、以前会ったときと変わりなく元気にしていたら、嬉しいですよね。このように「この前会ったときと同じように元気そうで、とても嬉しい」という気持ちを伝える場合には、「お元気そうで何よりです」というように使うことが出来ます。

何よりですの使い方②お変わりなく

久しぶりに連絡を取る

何よりですの使い方の2つ目は「お変わりなく」です。「お変わりなく」も「お元気そうで」と同じように、久しぶりに会った人との会話に使われる言葉です。久しぶりに会った人が変わりなく過ごしている姿を見ると安心しますよね。

「久しぶりにお会いしましたが、変わりなく過ごされているようで安心しました」という気持ちを込めて、「お変わりなく何よりです」と伝えます。久しぶりに会う人には、「お元気ですか」や「お変わりありませんか」と、相手に問いかけることありますよね。

目上の方への敬語表現や手紙の書き方など、様々なシチュエーションで使われる「お変わりありませんか」について詳しくまとめられた記事があります。こちらの記事をご覧になって、状況に合った「お変わりありませんか」を使いこなしていただけたらと思います。

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何よりですの使い方③無事のお帰り


出張

何よりですの使い方の3つ目は「無事のお帰り」です。知り合いが、出張や旅行などで遠くに出かけることありますよね。そして、何事もなく帰ってきたときに使うのが「無事のお帰り」となります。

親しい人や知り合いが、怪我や事故なく無事に帰ってきてくれると嬉しいと感じるものです。そのような気持ちを表わしたのが「無事のお帰り、何よりです」という言葉になるのです。

何よりですの使い方④何事もなく

舞台

何よりですの使い方の4つ目は「何事もなく」です。芝居の舞台で誰も怪我することなく千秋楽を迎えたときや、台風が通過したときに大きな被害が出なかったときなど「何事もなくてよかった」となります。そのような意味合いで使われるのが「何事もなく何よりです」となるのです。

もし、病気や怪我などで「何事もない状態」の反対の出来事が起きてしまったら、どのようにしたら良いのでしょうか。病気や体調不良などを気遣うときに使う「養生してください」という言葉について、意味や使い方がまとめられている記事があります。

敬語表現やメールでのお見舞い例文など、参考になる情報がまとめられています。病気や体調不良の人にどのようなお見舞いの言葉を掛けて良いかわからないという方は、ぜひこちらの記事を参考にしていただければと思います。

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何よりですの類語は?

何よりですの類語①よかったです

会えて嬉しい

何よりですの類語の1つ目は「よかったです」です。「よかった」は、「よい」という言葉が過去形になったもので、「ある出来事に対して、そのことが上手くいって嬉しかった」や「安堵した」のような気持ちを表わしています。

そのため、使い方としては「お変わりなく過ごされているようで、とてもよかったです」や「お会いできて、よかったです」となります。

こちらの記事では「良かったです」について敬語表現や英語での表し方についてまとめられています。いろいろな状況で使うことの出来る「良かったです」という言葉。ぜひ、こちらの記事をご覧になってビジネスシーンや日常生活などで上手に活用していただけたらと思います。

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何よりですの類語②とても安心しました

ほっと安心する

何よりですの類語の2つ目は「とても安心しました」です。「安心」という言葉には、心が安定している状況や落ち着いている状態のことを意味しています。

「安心です」ではなく、「安心しました」とすることで、起こった出来事に対して、心配していたことが何事もなく終了して安堵することが出来たと言うことを伝えられるのです。「安心しました」という言葉には、「何より」のような「最上級」の意味は含まれていません。

そのため、「非常に」や「大変」という意味がある「とても」を付けることで「非常に安心することが出来ました」というニュアンスを表現することが出来るようになるのです。使い方としては、「ご無事に戻られたと伺い、とても安心しました」となります。

何よりですの意味や敬語表現を知って上手に使いこなそう

何よりですを使ってみる

「何よりです」に含まれている「何より」という言葉には、「極めていて、それ以上のものがないこと」や「最良」「最善」といった意味があることがわかりました。何よりが使われるのは、喜ばしいことや嬉しいこと、安心した状況の時などに使われます。

ですが、「何よりです」は「嬉しい」や「楽しい」などのはっきりとした気持ちを表現しません。表現を曖昧にすることで、雰囲気を感じ取る品のある言葉となるのです。「何よりです」の敬語表現なども紹介していますので、ぜひ参考にして上手に使いこなしていただければと思います。


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