「後悔先に立たず」の意味とは?使い方・英語表現・類語・ことわざも
「後悔先に立たず」ということわざをご存知でしょうか。「後悔してももう遅い」という意味です。「後悔後に立たず」や四字熟語「油断大敵」のように「後悔先に立たず」と類語の言葉についても、この記事では紹介していきます。「後悔先にたたず」ということわざについて学んでいきましょう。
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目次
「後悔先に立たず」の意味・使い方とは?
「後悔先に立たず」の意味・使い方とは①既に終わったことを悔やんでも遅い
「後悔先に立たず」の意味・使い方1つ目は「既に終わったことを悔やんでも遅い」です。誰しも生きている限り、後悔はたくさんするものです。「あの時もっと頑張っていれば良かった」や「あの時もっと勇気を出して、あの人にアプローチしておけば良かった」など生きていくにつれて、後悔は積み重なっていくものなのです。
「後悔先に立たず」とは、何か後悔している場合に、「今そんなことを思っても過去は変えられないのだから、なんとか気持ちを切り替えて次に生かそう」と決心するためのことわざなのかもしれません。また「後悔先に立たず」は「後悔後に絶たず」の意味と類語です。詳しくは後ほどご紹介していきます。
「後悔先に立たず」の意味・使い方とは②アドバイスとして使う
「後悔先に立たず」の意味・使い方2つ目は「アドバイスとして使う」ことです。「後悔先に立たず」の基本的な意味は「既に終わったことを悔やんでも遅い」ということですが、アドバイスとして使うこともあります。学校や部活動の先生や、会社の先輩などから言われたことのある方もいるのではないでしょうか。
アドバイスとして使う場合は「既に終わったことを後悔しても遅いから、今の内にきちんと準備しておきなさい」という意味のことわざになります。確かに、何か大事な勝負などがあるときは、練習をしたり打ち合わせをしたり、しっかりとした事前準備をしておくのが得策です。面倒くさがっている場合ではないのです。
きちんと準備をしておらずに勝負に挑んで、そして負けてしまったら後悔してもしきれないことがあるでしょう。このような事態は避けましょう。
「後悔先に立たず」の意味・使い方とは③失敗した時に使う
「後悔先に立たず」の意味・使い方3つ目は「失敗した時に使う」です。試合に負けたり、受験に失敗してしまったことなど後悔することはたくさんあるでしょう。そんな時に、「もっと努力しておけば良かった」や「もっと勉強を頑張っておけば良かった」など後悔するのです。
そういった時に「後悔先に立たず」や「後悔後に立たず」ということわざを使うのです。とても辛いことですが、既に過去のことですので後悔しても遅いという意味で使います。自分に言い聞かせて納得できるか分かりませんが、気持ちを持ち直して将来にその後悔を活かしていくことが大切なのです。
関連記事に「体が資本の意味」が紹介されています。何事にも体が健康であることが一番なのだから、後悔後に立たずという状況にならないように気を付けましょうという意味です。その他、類語や名言も合わせて確認することが出来ます。興味のある方は、ぜひともご覧になってみてはいかがでしょうか。
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現は?
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現①後悔先に立たずの為準備しよう
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現1つ目は「後悔先に立たずの為準備しよう」です。後悔とは、何かが失敗に終わった時や悪い結果になった時にするものです。失敗した原因が一生懸命努力した結果であれば、時間が経てば受け入れることも可能でしょう。しかし、そうでない場合はどうしても受け入れることが困難です。
失敗の原因が自分の努力不足だからです。だからこそ既にもう遅いということは分かっていても「なぜあの時もっと頑張って練習しなかったんだろう」と思うわけです。まさに、こういったエピソードは、「後悔先に立たず」や「後悔後に立たず」ということわざを使うのにふさわしい状況ということでしょう。
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現②失敗したが後悔先に立たずだ
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現2つ目は「失敗したが後悔先に立たずだ」です。「失敗したけれども、後悔しても遅いので後悔してもしょうがない」という意味になります。失敗が取り返しのつかないような大きなものであればあるほど簡単には「しょうがない」とは割り切れないのではないでしょうか。
「後悔先に立たず」や「後悔後に立たず」ということわざは、アドバイスや前向きな意味合いとしても使われることがあります。アドバイスとは、先ほどご紹介したような例です。部活の監督が部員に対して、試合に負けても後悔しないようにきっちり準備を行うようにアドバイスをするというパターンのことです。
前向きな意味合いのことわざとは「終わってしまったことは後悔しても遅いから、これからに役立てていくのが大切である」ということです。一度自分が失敗したことは、いったん受け入れます。そして失敗したという反省を糧にして、将来は上手くいくようにきちんと努力を積み重ねていこうということです。
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現③覆水盆に返らずの英訳
「後悔先に立たず」を使った例文・英語表現3つ目は「覆水盆に返らずの英訳」で「There is no crying over split milk.」です。「There is no」は「しても仕方がない」という意味です。「crying over」は「ある物事を嘆く」という意味なのです。
「split milk」は「こぼれたミルク」という意味です。つまり文章全体では「こぼれたミルクを嘆いても仕方がない。もう元には戻らないのだから」という意味です。もともとは中国のお話から来ています。夫婦の仲も一度壊れてしまえば元に戻らないということわざが「覆水盆に返らず」なのです。
関連記事において「気をやるの意味」が紹介されています。さらに「気をやる」の類語と、江戸時代の遊女の言葉も紹介されているので合わせて確認することが出来ます。小説などにおいても、「気をやる」という表現は出てくるものなのです。興味のある方は、ぜひともご覧になってみてはいかがでしょうか。
「後悔先に立たず」の類語・「後悔」ことわざは?
「後悔先に立たず」の類語①後悔後に立たず
「後悔先に立たず」の類語1つ目は「後悔後に立たず」です。非常に字面も「後悔先に立たず」と「後悔後に立たず」は似ています。また使い方も、「後悔先に立たず」を「後悔後に立たず」と入れ替えたらよいだけです。使い方は「なんで彼女にあんなに酷いことを言ってしまったのか後悔するけど後悔後に立たずである」です。
「彼女に酷いことを言ってしまったのは取り消すことができないので非常に後悔をしている。しかし後悔してもしょうがない」という意味があるのです。先ほど「後悔先に立たず」の使い方を例文と共に、学んだのでとても簡単であるように思うでしょう。ぜひとも「後悔先に立たず」と一緒に使っていきましょう。
「後悔先に立たず」の類語②四字熟語で言うと「油断大敵」
「後悔先に立たず」の類語2つ目は、四字熟語で言うと「油断大敵」です。「油断大敵」という四字熟語は、仏教に由来すると言われています。比叡山延暦寺には1000年以上前からずっと燃え続けている不滅の法灯があります。最澄がともしてから現代に至るまで、その火が絶えることはなかったのです。
延暦寺の僧侶たちが、その火をともし続けるために菜種油をさし続けています。「しばらく油をささなくても大丈夫だろう」という風に油断をすると、1200年間燃え続けてきた炎は消えてしまいます。こういった話から、油断大敵という四字熟語は、油断して失敗しないようにとの戒めの意味を持つ四字熟語となりました。
では油断大敵という四字熟語の使い方を見ていきましょう。「自分たちより年齢が低いチームメンバーだからといって油断大敵」です。チームメンバーが自分より若いからと言って、その人の才能を侮ったり、軽んじてはいけないということです。皆さんも四字熟語を教えに気を付けるようにしましょう。
「後悔」ことわざは「後悔臍を噛む」
「後悔」ことわざは「後悔臍を噛む」です。「臍を噛む」とは、自分の口で自分のへそを噛もうとすることです。一回やってみると分かることですが、自分の口をへそに近づけでへそを噛もうとしても、それはどうしても出来ないということが分かります。こちらのことわざも中国のお話からきているものなのです。
「後悔臍を噛む」ということわざは、「どうにもならないことを後悔しても仕方がない」ということです。「後悔先に立たず」や「後悔後に立たず」ということわざと非常に似た意味があります。使い方は「今まで勉強をさぼってきたために、本当に後悔臍を噛む思いをしている」ということです。
「今まで勉強をさぼってきたために、本当にどうしようもなく後悔をしている」という意味になります。こういった思いは、学生の間も社会人になってからも深く痛感することなのです。後悔をするようなことをしたとしても、将来的にその後悔をどのように活用していくのかが大切なのです。ぜひとも意識していきましょう。
「後悔先に立たず」は大切な教訓を表しています!
「後悔先に立たず」ということわざについて詳しくご紹介してきました。使い方もいくつか紹介したので、ぜひとも今日からでも使ってみて下さい。「後悔先に立たず」の類語や英語での表現の仕方についても合わせてご紹介しました。「後悔先に立たず」の類語として「後悔後に立たず」があります。
字面も良く似ているので、「後悔先に立たず」の類語として手始めに「後悔後に立たず」を覚えてみましょう。また「後悔後に立たず」は、日常的にはアドバイスとして使われることが多いです。学校の先生や部活動の先生が、生徒たちを鼓舞する目的でこのような言葉をかけることがあります。
先生方も自分たちが後悔をした経験があるからこそ、何度も生徒たちに教訓じみたことを話しているのでしょう。「また言ってる」や「うっとうしいな」と思う気持ちは分かりますが、一度真摯にアドバイスを受け止めて、努力を積み重ねてみて下さい。努力を積み重ねてこそ、明るい未来が待っているのです。
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