SSDが遅い原因は?起動や読み込みと書き込み速度の対処法は?

今SSDを利用する人はほとんどですが、SSDの起動や読み込みの速度が遅い原因などをきちんと理解していますか?データの転送の仕方や書き込みが非常に便利でも原因が分からなければ、HDDとそう変わりません。なので今回はSSDの色んな不具合の原因などをWindows10で対処する方法を紹介します。

SSDが遅くなると現れる症状とは?

SSDは遅くなるとパソコンを起動したときなどにフリーズする

SSDは遅くなるとフリーズしてしまう

SSDが遅いと感じた時現れる症状はいくつかありますが、その中でもパソコンを起動した時にフリーズをしやすくなります。フリーズする時間は数分と短い為、故障の前兆であると考えつく人は少ないです。

またパソコンを起動した時だけではなく、パソコンをシャットダウンする速度もSSDが遅くなると現れる症状の1つです。SSDは性質上HDDよりも読み込みや書き込みの速度は速いですが、故障の前触れとしてフリーズや読み込みの速度が遅くなると覚えておきましょう。

「BootDeviceNotFound」と表示されてしまう

ブートデバイスが見つからないとの警告も

SSDは基本OSを読み込んでいる物が多いのです。そのためSSDの読み込み速度などが遅い場合は、黒い画面に青文字で「Boot Device NotFound」つまりブートデバイスが見つからないと出てきます。

これはOSを読み込んでいるタイプのSSD限定に起こる事ですが、こうなってしまうとパソコン自体の起動が出来なくなります。なのでセキュリティなどに問題がないのにブートデバイスが見つからないと出てきたら、間違いなくSSDが遅い現れでしょう。

もしパソコンの起動中にフリーズを繰り返す状態が続いていた場合、このブートデバイスが見つからないと警告の出る予兆です。なのでパソコンの起動中にフリーズを繰り返す事があるなら、次はこの表示が出てくるという可能性はゼロではありません。

ベンチマークが他のSSDより速度が遅くなる

SSDの速度を知るならベンチマークのチェックを

SSDが遅くなるとベンチマークソフトの性能も落ちてしまうという症状が出てきます。元々ベンチマークソフトはパソコンの性能状態をチェックするツールです。なのでベンチマークテストをした時、SSDを買った当初より速度が遅い場合は故障の現れでもあります。

だからこそSSDを使用している場合は、必ずベンチマークソフトを入れておくべきでしょう。もしパソコンが起動出来なくなってしまったらそれこそ一大事なので、多々ベンチマークソフトでテストをしてみる事を推奨します。あまりにもテストが低い場合はSSDが故障する1歩手前です。

SSDが遅い原因と対処法は?

SSDの速度や起動が遅い原因はデフラグやパソコン内の熱で起こる

SSDが遅いのはデフラグやパソコンの熱も原因

SSDの読み込みや書き込みの速度が遅くなったり、パソコン自体の起動が遅い原因としてデフラグなどが考えられます。デフラグは断片化したファイルをまとめられますが、それはSSDよりスペックの低いHDDでやっておくべき事です。元より速度の速いSSDでデフラグをする必要はありません。

なのでSSDを使用しているのにデフラグを繰り返すと、逆にSSDはデータの書き込みや読み込みの速度を落としてしまうので逆効果です。他にもパソコン内の熱も故障やSDDが遅くなる原因になります。

当然ですが、パソコンを長く使用し、バッテリーや内部で熱伝を起こすと、パソコン自体の動きが悪くなります。SSDも同じで、長時間立ちあげられていると熱を持ってしまうので、なるべくパソコンを使用する時間を制限した方がいいです。

書き込みの回数は起動や転送の速度に関係はない

書き込みの回数はSSDの速度に関係ない

よく「SSDにファイルやデータなどを書き込みしすぎたせいで速度が遅いのでは?」と勘違いされやすいですが、そうではありません。今日本で販売されているSSDは700TBとかなりの容量なので、たとえ1日に1GBの書き込みをしても上限に達する事はまずありえないのです。

さらに上位のSDDであれば700TB以上の容量があるので、まず書き込みのしすぎでSSDの動きが遅くなる事はありません。なので、まずはパソコンの熱の問題やデフラグの回数などが原因と考えられます。

転送速度もSSDの容量の問題ではなく、パソコン自体の問題なので、SSDの転送速度が遅い場合はパソコン自体に問題があると言えます。なので日頃からベンチマークソフトでパソコン内の性能をチェックする事で、SSDの反応が遅い原因も自然と解消出来る事を覚えておきましょう。

対処法としてSSDは経年劣化するため5年で取り変えるべき

SSDは5年あたりで取り換えるべき

SSDの反応が遅い時の対処法として、まずはSSDは5年から7年で変えるべきだと推奨されています。その理由としてSSDは経年劣化するものなので、いくらパソコンの熱やデフラグをしないように気をつけても、5年も経てば性能は著しく低下します。

しかもSSDは熱だけでなく静電気などにも弱いので、HDDよりも経年劣化がしやすいともいいます。書き込みの上限は心配なく、データなどの読み込み速度が速くとも、熱や静電気の他にも日々使う事で劣化していくのも覚えておくべき事です。

機種別SSDが遅い時の対処法は?

Windows10でSSDが遅くなった時の対処法①容量に空きを作る

ドライブ内の容量を少しでも減らす

最新のOSではWindows10ですが、Windows10でなくともWindowsのOSで7と8を使用してSSDが遅い時の対処法の1つとして、SSDの空き容量を作る事が推奨されます。何故かというと、SSDはHDDと比べて読み込みスピードが早いですが、総容量が70%を超えると減速してしまいます。

なのでまずはSSDの空き容量がいくらなのかを確認し、もし70%を超えているのであればドライブ内を整理しなければなりません。「SSDの書き込みは、ほどほどにした方がいい」と認識されているのもこのドライブ内の容量が起因しています。SSDの速度が遅くなった時はまずSSDの容量を確認してみましょう。

もしSSDのドライブ内の容量が70%以下であるならば、遅い原因は他にあります。ですが中にはSSDの容量の多さに安心して確認を怠ってしまいがちです。書き込みに上限があまりないのがSSDの強みですが、いくら容量があっても基本HDDと変わりがないので、ディスククリーンやキャッシュはこまめに行うべきです。

Windows10でSSDが遅くなった時の対処法②接続を変更

接続先がAHCIモードになっているか確認

SSDには元々OSを読み込んでいるものが多いと前述にありますが、実はSSDの接続先もSSDの速度の遅さに繋がっています。これもWindowsのOSであればどのOSにでもありえる話です。まずSSDの接続先とはAHCIモードでなければなりません。

何故AHDIモードでなければならないのかというと、AHCIモードとはSerial ATAの接続をよりよくする為のホストコントローラーだからです。なのでまずWindowsなどのOSをインストールする際にはSSDの接続方式をAHCIモードに変更する必要があります。

確認方法は至って簡単で、WindowsキーとRキーを同時に押し、ファイル名を指定実行としてOKを押します。その後にドライブ下にあるコントローラーを押すと詳細が出てきます。そこでWindowsでの接続方式がAHCIになっていると「AHCI」と表示されるので、しっかりと確認してみましょう。

Windows10でSSDが遅くなった時の対処法③TRIMの確認

TRIMの確認もしっかりとしてみよう

WindowsなどのOSでSSDの速度が遅い場合はSSDの接続先がAHCI形式になっているかだけではなく、TRIMが有効になってみるのも確認が必要です。TRIMはSSDの速度低下を復旧してくれるものなので、TRIMがきちんと有効になっているのかという確認も怠ってはいけません。

SSD自体経年劣化するものなので、5年も使っていたら買いかえるべきです。ですがこのTRIMが有効になっていないせいでSSDの機能自体が2年も持たなかったという話もよく聞きます。なのでAHCI形式になっているかだけでなく、TRIMが有効になっているかどうかでまたSSDが長く使えるか左右されます。

SSDが遅くならないための対策は?

SSDの読み込みをあげるにはOSをアップデートする

OSをアップデートする事で問題解決も

SSDの読み込みをあげるにはまずOSをアップデートをする事で改善される場合があります。何故かというと旧式のOSを使っていると、自然とSSDの性能も劣化してしまうからです。なので速度や読み込みをあげたい場合はOSをアップデートしてみるのもいいでしょう。

ですが前述にもある通り、大半のSSDはOSと連携しているものも多いので、OSをアップデートする際にはどういったデメリットがあるのかも把握しておく必要もあります。他にもOSを最新のものに変えなくともディスクのクリーンアップで改善される場合もあります。

HDDもそうですがSSDも、パソコンのディスクの空き容量が少ないと起動や読み込みが遅くなる事があるので、常日頃からパソコンのディスクの容量を把握しておくべきでしょう。この2つを試してみるだけでも、SSDの速度を改善出来ると言われています。

どうしてもSSDの書きこみなどが遅い場合は常駐プログラムを解除する

常駐プログラムを解除する事で解決する事も

SSDの書き込みや起動があまりにも遅い場合は常駐プログラムを解除すべきです。これはSSDの起動速度の問題ですが、パソコン内にある常駐プログラムが関与して、起動が遅くなるのはよくあります。また書き込みが遅い場合にも、他にも立ち上げてあるプログラムやタスクを改善するだけで大分速度が違ってきます。

なのでまずはパソコンを起動した時にどんな常駐プログラムも立ち上がるのか、これを把握しておくだけでも大きな改善策です。もし心当たりがあるようなプログラムがあるのならば、1回解除してから様子を見てみましょう。

セキュリティ状態も速度に関わる原因なのでセキュリティを確認をしてみる

セキュリティ状態を確認するのも対処法の1つ

実はパソコンのセキュリティ状態もSSDの起動や読み込み速度に関わってきます。それもウィルス感染によって、外部からSSDをコントロールされている可能性も十分ありえるからです。なので、セキュリティソフトやソフトの状態も最新であるか確認しておく必要があります。

コンピューターウィルスの中には情報の流出や漏洩に影響がなくとも、SSDやHDDの動きが遅くなるものもあるので注意が必要です。またウィルスが検出されずとも、セキュリティによっては自動的にロックなどの制限なども自動的にされている可能性も考えられます。

SSDが遅くなっても落ち付いて対処をしよう

SSDが遅いと感じたら原因を考えよう

SSDは今やビジネスやパソコンによる作業をするにあたって欠かせない存在となってきています。だからこそSSDの状態によって作業の効率や進み具合も大分変わってしまうのが現状です。故障などの原因などが分からなくとも、作業の効率を保ちたいのであれば、常日頃から些細な変化にも気付く必要があります。

なので「SSDの速度が遅い!」となっても慌てず、果たして今までパソコンはどのように起動していたかなどよく思い出してみましょう。きっと小さなサインは残されているはずです。今回紹介した事も参考に、落ち着いて対処をしてみましょう。

今回はSSDが遅い時の対処法などを紹介しましたが、その原因にある熱に関してはあまり触れていません。そこでSSDやHDDの適正温度はいくらなのか、熱を下げる方法を紹介した記事があるので、そちらも併せてご覧下さい。

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