手土産の渡し方のビジネスマナーは?言葉・渡すタイミング・紙袋も

手土産の渡し方にビジネスマナーはあるのでしょうか?渡す時に紙袋はどのように扱いますか?ここでは手土産を渡す時のタイミングや言葉について紹介します。手土産の選び方にもポイントがあります。この記事を読んで、あなたもビジネスマナーの1つを勉強しましょう。

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取引先に手土産を渡す意味は?

手土産とは人を訪問するときに持って行くちょっとした物

手土産とは

相手先を訪問するときに必ず持参する、簡単なお土産が手土産です。相手に挨拶代わりに渡す、簡単なお土産です。豪華なものや高価なものである必要はなく、簡単な挨拶程度の相手に気遣いをさせない気持ちばかりのお土産になります。あなたが相手の取引先に訪問する時に、持っていくお土産を指します。

これからも長いお付き合いをしたいという意思表示の言葉

意思表示

手土産を渡すことは、これからも長いお付き合いをしたい意思を表示する言葉に繋がります。渡す相手は、これからも取引を続けていくビジネスパートナーやお世話になる方々です。手土産を渡すことによって場が和んだり、雑談の発端になることもあります。重要なビジネスマナーのポイントに手土産の渡し方があります。

手土産の渡し方のビジネスマナー6選

手土産の渡し方①応接室や会議室などで渡す

応接室や会議室

手土産の渡し方1つ目は、応接室や会議室などで渡すことです。残念なことに、手土産の渡し場所に決まりがありません。渡すことになると迷うのは、実際に品物を渡す場所です。相手の企業に訪問する時は、失礼にならない場所はどこなのか迷います。さらにどの場所で渡せば良いのか気になるのは、会食があった時です。

実際に持っていってみても、悩む人が多いのは渡す場所です。しかし「この場所でなければならない」という定義などは決まっていないため、自己判断で渡すタイミングが任されてしまいます。相手の企業を訪問した時は基本的に、1番良いと言われているのは応接室や会議室などで渡す方法です。

手土産の渡し方②取り引き先の相手と名刺交換を済ませたタイミングに

名刺交換の後に

手土産の渡し方2つ目は、応接室などで相手と名刺交換が済んだタイミングで渡すことです。手土産を渡す良いタイミングがいつなのかも、どこで渡すのかと同様に悩みがちな問題です。いつ渡すかを優先して考えてみることで、どこで渡せば良いのかが決まってくることもあるでしょう。


訪問先の取り引き相手などと顔を合わせた時こそ渡すタイミングにぴったりだと考える方が多いですが、実はそれは間違いです。名刺交換を済ませれば、その後は少し世間話をしたり雑談をしたりして相手とコミュニケーションをとることが多いかと思います。このタイミングが、手土産を渡す絶交のチャンスです。

手土産の渡し方③言葉を添えて渡す

言葉を添えて

手土産の渡し方3つ目は、何か一言言葉を添えて渡すことです。いくら適切な場所やタイミングをに選んで渡していても、無言のまま黙って渡してしまったり適切な言葉が添えられていなければ相手に失礼な印象を与えてしまうかもしれません。一言添える言葉も、場所やタイミングと同様に注意しなければなりません。

おすすめの添える言葉は、「心ばかりのものですが」や「ほんの気持ちですが」といった言い回しにすることです。「つまらないものですが」に比べるとナチュラルに使える謙遜しすぎていない言葉になります。「つまらないものですが」は最近では、あまり良い言い回しの言葉に思われない可能性もあります。

手土産の渡し方④複数で訪問する時は最も地位が高い人が渡す

複数で訪問する場合

手土産の渡し方4つ目は、複数で訪問する時は最も地位が高い人が渡すことです。上司などと一緒に取り引き先の企業へ訪問する場合は、どちらが手土産を実際に渡すのか迷いがちです。自分が新入社員で同行しているのが部長だった場合、手土産を相手に渡す役割を持っているのは地位の高い部長になります。

もし相手も2人以上のやり取りになった場合は、自分側の1番地位が高い人から相手側の1番地位が高い人に手土産を渡すのが正しいマナーです。渡すタイミングを名刺交換や挨拶の後にすると、相手が複数いる場合もそれぞれの氏名や肩書きが紹介されているので把握している状態で渡すことが出来て安心です。

手土産の渡し方⑤相手から見て文字や柄が正しい位置になる向きで渡す

正しい位置になる向きで

手土産の渡し方5つ目は、相手から見て文字や柄が正しい位置になる向きで渡すことです。注意しなければならないマナーに、相手への渡し方があります。向きや表裏を間違えて渡してしまうと、相手に失礼な印象を与えてしまうかもしれないので注意が必要です。後は渡すだけと、最後まで気を抜かないようにしましょう。

手土産を渡す時、上下の区別が付く包装紙か外装に文字や柄が書かれていないか確認しましょう。自分から見た場合、文字や柄の上下の向きが反対になります。表と裏の区別があって表側に文字や柄が書かれている場合は、渡す時に表を上にして差し出します。

手土産の渡し方⑥紙袋から出して渡す


紙袋から出して

手土産の渡し方6つ目は、紙袋から出して渡すことです。ホコリなどの汚れが付着しないように、手土産を持ち運ぶ時は紙袋に入れた状態です。フォーマルな場では風呂敷の方が望ましいとされていますが、ビジネスの場では紙袋でも大丈夫です。紙袋から手土産を出して品物だけを渡します。

紙袋の役割は、手土産を渡し終えたらそこで終わります。相手が受け取ったら、カバンなどに素早く紙袋を折りたたんでしまいましょう。 紙袋は、あくまで手土産をホコリなどの汚れから守るための道具です。そのまま相手に渡すと、マナー違反にあたります。ただし、紙袋のまま手渡すのも場合によってはマナーです。

手土産の選び方は?

贈る相手の周りの方々のことも考えて選ぶこと

相手の周りの方々のことも考えて

手土産を選ぶ時は、贈る相手の周りの人のことも考えて選びましょう。ビジネスの取引先への訪問時の手土産の場合、相手の部所一同で分けたり配ったりすることや配る人数が多い場合などもしっかり考慮しましょう。個数がたくさん入っているものや個包装で分けやすいもの、取り分けやすさや日持ちなども考慮するのが賢いです。

相手の好みが分からない場合は場に相応しいものを選ぶ

場に相応しいものを

もし相手の好みが分からない場合は、シチュエーションや相手との関係性に応じたものを選びましょう。ビジネスの取引先の相手などのかしこまった場面だからといって、必ずしも格の高い名の通った和菓子が求められるわけでもありません。季節に応じた品や気の利いた品の方が、話が弾んで場が和むということもあるでしょう。

おすすめのビジネス手土産7選

おすすめのビジネス手土産①焼き菓子の詰め合わせ

焼き菓子の詰め合わせ

おすすめのビジネス手土産1つ目は、焼き菓子の詰め合わせです。焼き菓子は甘いものが苦手な人には向かないと思いがちですが、意外と迷った時の万能手土産です。人によって好みは違いますが、クッキーなどの詰め合わせには甘いものだけでなくチーズや黒コショウを使った甘くないクッキーが入っていることがあります。


詰め合わせの商品であれば、誰でもいただくことができます。また個包装になっている商品を選べば、相手自身やそのご家族がいただかなくても日持ちもするので先方に来客があった時に振る舞うことが出来ます。好き嫌いなく誰にでも愛される味と、数が増えてもかさばらず重くならない軽やかさがあります。

おすすめのビジネス手土産②お茶やハーブティー

お茶やハーブティー

おすすめのビジネス手土産2つ目は、お茶やハーブティーです。飲物では、相手があまりお茶やハーブティーを飲まない場合でも日持ちがして来客時に利用することが出来ます。 現在は健康に気を使っている方が多いので、相手が糖質やカロリー制限されている場合はカロリーのない飲み物が1番良いそうです。

特別感を出したければ、最近ではワインボトルに入った高級な水出しの煎茶もあります。相手が飲まれなくても、来客時や親族が集まった時などに話のタネにもなるかもしれません。ほかには飲むお酢も、意外と多くの人に喜んでいただける飲み物の一つです。水でもアルコールでも、割っておいしくいただくことが出来るからです。

おすすめのビジネス手土産③スイーツ

スイーツ

おすすめのビジネス手土産3つ目は、スイーツです。取引先が働く女性の多い職場の場合には、女性社員が喜びそうなスイーツの手土産を選びましょう。真剣にお仕事をされている人だからこそ、手土産で潤いを届けましょう。手土産の見た目でも心を潤すような、彩りあるスイーツを持参すると良いです。

女性の多い職場で社員に配られれば、配ったビジネスの相手に感謝されるかもしれません。さらに、あなたへの感謝の気持ちも高まります。見た目だけでなく味にも気をつかい、女性社員が喜ぶようなバリエーション豊かなスイーツの詰め合わせがおすすめです。ほかにも甘くてひんやりしたスイーツは、女性に大人気です。

おすすめのビジネス手土産④和菓子

和菓子

おすすめのビジネス手土産4つ目は、和菓子です。和菓子なら老若男女を問わず好まれるので、はじめての挨拶の時にも安心です。ビジネスの取引先に年配の方が多い場合は、和菓子の手土産を選ぶと良いでしょう。初対面の挨拶としてもお詫びの品としても、場面を問わずに贈ることが出来る手土産が多いです。

失敗出来ない大切な挨拶や顔合わせなどの外せない手土産には、相手を大切に思う気持ちが伝わる有名店の高級な和菓子が安心です。日持ちと個包装に注意するだけでなく、安過ぎずあまりカジュアル過ぎない品物を選びましょう。老舗和菓子店のカステラなどの、落ち着いた雰囲気のある和菓子が良いでしょう。

おすすめのビジネス手土産⑤季節のタイミングにあったもの

季節にあったもの

おすすめのビジネス手土産5つ目は、季節のタイミングにあったものです。手土産を渡す季節に1番美味しいものを選ぶと、話題も出来て話が弾むかもしれません。温かいお茶が美味しく感じる季節なら、あんこなどの和菓子を選ぶと良いでしょう。夏の暑い時期なら、さっぱりとしたフルーツゼリーの詰め合わせもおすすめです。

春の季節なら、桜をイメージした和菓子を持っていくと見栄えがきれいです。秋の季節の場合は、季節の味覚が随所に散りばめられたお菓子などがおすすめです。あなたのちょっとした気遣いは、会社全体の評価にも繋がります。出来れば季節だけでなく、訪問する日の気候なども考えながら選ぶと更に良いでしょう。

おすすめのビジネス手土産⑥人気で手に入りにくいもの

人気で手に入りにくいもの

おすすめのビジネス手土産6つ目は、人気で手に入りにくいものです。普段の生活で購入することが出来ないような高額な食品やスイーツだけでなくパッケージが高級な木箱や風呂敷に包まれているなど、見た目からどこか高級感が漂ってくるような手土産は多くの人がもらって嬉しいと感じることが多いようです。

特に人気でいつも売り切れ続出の限定商品や並ばないと買えないような人気の商品は、ただ入手しづらいというだけでなくわざわざ手間や時間までかけてくださった相手の思いやりが伝わってきます。人気で手に入りにくい手土産なら相手は貰って嬉しいものであり、実際に貰った時に強く相手の印象に残ります。

おすすめのビジネス手土産⑦話題性のあるもの

話題性のあるもの

おすすめのビジネス手土産7つ目は、話題性のあるものです。話題性のあるスイーツやホテルメイドの高級菓子に取り寄せグルメなどは、有名という安定感や希少価値の高さといった面で喜ばれます。最近のテレビ番組や雑誌などで紹介されているものをチェックして、今人気のものなどを送ると1番良いでしょう。

日本に初上陸したスイーツなどを中心にテレビや雑誌などのメディアで取り上げられ、あっという間に行列店になってしまうスイーツスポットのお店はたくさん存在します。「日本初」となれば海外へ行く機会がある人であれば聞いたことがあるものの可能性が高いので、相手との話の時に会話の手助けをしてくれます。

手土産を渡すときはマナーや言葉に気を付けよう

いかがでしたか?手土産は相手と円満な関係を築いたり、相手に対する気持ちを伝えたりする手段として便利で有効なものです。正しい渡し方で渡すことで、相手に喜んでもらいたいものです。この記事を読んで、正しい渡し方を覚えましょう。他にもビジネスマナーについてまとめた記事があるので、合わせてご覧ください。

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