「ご迷惑おかけしますが」のビジネスメールの使い方|類語と英語も
「ご迷惑おかけしますが」という表現をメールなどで使うことも多いでしょう。大変、ご面倒おかけしますが、お手数をおかけしますが、などの類語の使い方や、ビジネスの場でも使われる表現や英語での言い方についてこの記事では紹介します。よく使う表現ですが、使い方を間違って失礼にあたらないように注意しましょう。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
「ご迷惑おかけしますが」の使い方とビジネスメール例文5選!
「ご迷惑おかけしますが」は相手を不快な思いをさせた時に使う
ビジネスメールなどで使われる表現である「ご迷惑おかけしますが」という表現。何気なくメールややり取りで使うことが多いでしょう。これは相手に対してお願い事をするときや、なにか「ご面倒」や「お手数」といった不快な思いを感じさせるようなことなどを頼む時に使う表現です。
相手がいつも忙しい相手であったり、時間を割いてもらうような案件が発生したときなどにもこうした表現を使うことが非常に多いです。場合によって「ご面倒」「お手数」と感じられる事柄が人によって異なるという場合もあり、大した用事でもないのに、こうした表現を使うと場違いな印象を与えるということもあります。
ビジネスメールで使われることの多い「ご迷惑をおかけしますが」
「ご迷惑おかけしますが」という表現は主にビジネスメールで使われやすいです。また、口頭の打ち合わせなどの場合にもこうした言葉を使うこともあります。相手の会社の都合や、個人の都合などを加味したうえで、相手に「ご面倒や、お手数をおかけする」と感じた時に使われる表現です。
最近では英語のやり取りをするということもあるでしょう。ビジネスメールにて英語を使うという人たちにとっては日本語の敬語表現と海外との表現の違いに驚いたという人もいるでしょう。今回は以下の項目で英語の「ご迷惑おかけしますが」という表現も紹介するので是非今後のビジネスメールで活用してみてください。
以下の項目では、そうしたビジネスの場で使われるビジネスメールでの「ご面倒おかけしますが」の表現について紹介します。是非参考にして、どのように使われることが多いのかを把握して、ご自身のビジネスメールに活用してみてください。また、以下のリンクでも敬語の使い方や、メールに役立つような項目があります。
ビジネスメール例文①早急の対応をお願いするメール
なにか相手にアンケートや、依頼するものなどがある場合には、「ご迷惑おかけしますが」という表現よりも「お手数おかけしますが」と表現することもあります。以下のように使うと「ご迷惑をおかけしますが」という表現にしても使えます。
お世話になっております。■■株式会社の安藤と申します。先日は資料をお送りいただきありがとうございました。昨日もこちらからご案内しておりましたが、申込みの締切は明日までとなっております。お忙しいところ大変ご迷惑おかけしますが、ご対応いただきますよう何卒宜しくお願いいたします。
「ご面倒をおかけしますが」「ご迷惑おかけしますが」という表現にしてしまうと、相手に「それなら依頼するな」という気持ちにさせてしまったりすることも稀にあります。相手に依頼して、必ず書いてもらう必要のある書類をお願いするという場合には、「お忙しいところ」とクッションを用いて表現を使うのが良いでしょう。
ビジネスメール例文②相手に頼みにくいお願いをするとき
「大変ご迷惑おかけしますが」という表現になると、恐縮した表現として相手も悪い気持ちを持たずに仕事ができます。「ご迷惑おかけしますが」という表現を使うときには相手のことを敬うという気持ちが文章の中に現れてきます。相手にお願いごとをするときには以下のように表現すると伝わりやすいでしょう。
お世話になっております。■■株式会社の吉本と申します。先日はお忙しい中おいでいただき、誠にありがとうございました。7月8日の件について前もって3部ほど資料をこちらに送付していただきますようお願いいたします。大変ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
上記の表現を「大変お手数かと思いますが」という表現にすることもできます。しかし、こちらが一方的にお願いして何かをお願いするというときにはお手数をおかけするという表現よりもご面倒、ご迷惑という表現を使うということが非常に多いです。相手の置かれている状況を理解した上で言葉を選びましょう。
ビジネスメール例文③時間を取らせるお願いをするとき
ビジネスではよく、手続きに時間がかかったり、時間を取らせてしまうということもすくならずあります。そうした場合には、こうした「ご迷惑おかけしますが」という表現や類語である「お手数」「ご面倒」という表現を使うということが多いです。以下のようなメールだと対応しやすいでしょう。
お世話になっております。△△株式会社の坂本と申します。先日お客様から来年の春の引っ越しに関して変更の連絡がありました。手続きの関係上、大変ご迷惑おかけしますが、早急に対処いただきますようよろしくお願いいたします。
上記のような内容の場合、お客様の都合によるキャンセルやトラブルなどの内容だとわかるので、「お手数」「ご面倒」という表現でも相手に不快な思いをさせることなく、内容を伝えることができます。場合によっては、自分の責任であるにもかかわらず、責任転嫁しているような文章とも取れることがあるので気をつけましょう。
ビジネスメール例文④トラブルの謝罪をするメール
相手とのトラブルや、なにか不具合などが起こったという際には「ご面倒」や「お手数」という表現はあまり使われません。一方的に自分の責任だと感じている場合には「ご迷惑おかけしますが」という表現を使うということが多いです。以下のような例文を参考にしてビジネスメールに活かしましょう。
お世話になっております。先日お客様からご連絡を頂いてた阿部と申します。この度は弊社の起こしたシステム障害によるトラブルということで大変ご迷惑おかけしております。申し訳ございません。早急に対応してまいりますので、今しばらく、復旧までお待ち頂ますようよろしくお願いいたします。誠に申し訳ございません。
相手に謝罪の気持ちを伝えるという場合には「大変」という表現を使うことが多いです。ご迷惑、ご面倒をおかけするという表現を使うことで相手の気持ちを推し量った表現になるので、相手の怒りなどを更に助長することも少なく、謝罪のメールにはよく使われる表現だと言えるでしょう。英語の表現も以下で紹介します。
ビジネスメール例文⑤相手に迷惑を掛けるとき
自分の責任でなにか物事に遅れが生じているという場合にも以下のような使い方で「ご迷惑をおかけしますが」という表現を使います。自分の一方的な都合によって相手に迷惑を掛ける、または「ご面倒」「お手数」をかけるという場合にはこうした表現がよく使われます。是非、ビジネスメールなどで参考にしてみてください。
お疲れ様です。下北です。3月中にプレゼンのデータを皆様にお送りする予定でしたが大幅に予定が遅れております。つきましては、今日中にデータをお送りいたします。大変ご迷惑おかけしますが、何卒宜しくお願いします。
一方的な謝罪を感じさせるので読み手にも、その人の反省の度合いを感じさせることができます。また、同時に読んでいる人に対しての配慮という意味でも、内容が伝わりやすくなるので、是非自分がなにかミスをおかしたり、謝罪しなればならないような案件が出てきたという場合には上記のような表現を使うようにしましょう。
「ご迷惑おかけしますが」の類語と使い方例文は?
「大変」「ご迷惑おかけしますが」の類語は「ご面倒」「お手数」
「ご面倒おかけしますが」「お手数おかけしますが」という類語が多く使われます。「ご不便おかけしますが」という表現もあります。それぞれ、使う場面によってどのように使うかが異なりますが、殆どが「ご迷惑おかけしますが」という意味合いで使われる類語表現です。これらに「大変」という言葉をつけることもあります。
「お手を煩わせる」という表現もありますが、これは相手になにか「ご面倒」「お手数」をかけてしまったという時に使う表現で、「ご迷惑おかけしますが」という表現とは少し違います。似ているニュアンスですが、使う場面によって使い分ける必要のある類語です。以下の項目でぜひ確認してみましょう。
「ご面倒」「お手数」の使い方と例文
類語の使い方として、「ご面倒」という表現を使う場合には、アンケートやなにか時間のかかることをお願いするという時に使うことが多いです。また、「お手数」という場合も同様に、なにか手間のかかるようなことをお願いするという場合にはこうした表現を使うということが非常に多いです。
- ・以下のメールに空メールをお送りください。ご面倒をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いします。
- ・お手数おかけしますがこちらの電話番号までお問い合わせください。
- ・この度の件についてお手を煩わせてしまい、誠に申し訳ございません。
類語の使い方の例文
「お手を煩わせる」という表現は、会社側の話が二転三転したり、面倒なことが重なってしまい、想定よりも手間をかけさせてしまったという場合に、謝罪の文章の中で使うことが多い表現です。謝罪の内容がない状態で「お手を煩わせてしまいますが、よろしくお願いいたします。」というようには使わないので気をつけましょう。
「ご迷惑おかけしますが」の英語と使い方例文は?
英語の表現は「apologizefor」「appreciate」
英語で「ご迷惑おかけしますが」という表現をしたい場合には「apologize for」「appreciate」 という表現を使うということが多いです。以下のようにWeを使うこともポイントで自分の謝罪を広い意味で深く伝えたいという場合にはWeと使うことがあるようです。
また、yourという表現も大切です。これは、「ご~」という表現を英語でする時に使う表現です。Thank you for your kindness.という表現がありますが、これも同様に「ご親切」という表現をしたい時に使われる言い方です。口頭でもビジネスメールでも使われる表現です。
英語の表現の例文
以下が英語表現の例文になります。ビジネスシーンで英語で表現したいということもあるでしょう。是非、以下の表現を参考にしてください。表現の仕方にも様々な方法がありますので、自分なりにアレンジしてみると良いでしょう。
- ・Thank you for your cooperation. We apologize for the inconvenience.
- ・We apologize for the inconvenience. Thank you for your understanding.
- ・I apologize for any inconvenience this may cause (you).
英語表現の例
「ご迷惑おかけしますが」の間違った使い方や使う時の注意点は?
「ご迷惑おかけしますが」の間違いやすい表現
「ご迷惑おかけしますが」で間違いやすい表現が「お手を煩わせてしまい」という表現です。これは先程も類語で説明した通りです。また、「ご迷惑おかけしますが」という表現の誤りとして今も継続中で不快な思いをさせているという場合には「ご迷惑おかけしておりますが」という表現にしましょう。
クレーム対応ではできる限り「ご迷惑おかけしますが」を使う
類語である「ご面倒」「お手数」に関しても、こちらが一方的に不快な思いをさせているのにもかかわらず、クレーム対応などで「ご面倒をおかけしておりますが」という表現を使ってしまうと、相手の怒りを更に買うことも稀にあります。クレーム対応などではできる限り、「ご迷惑をおかけしますが」が良いでしょう。
「ご迷惑おかけしますが」を適切に使おう
状況や、相手との関係性、自分がどれだけ相手に不快な思いをさせているかということを踏まえた上で言葉を選びましょう。お客様との契約など、相手が望んでしている契約などの場合には「ご迷惑」という言葉よりも、「お手数」「ご面倒」という表現を使うことのことのほうが多いです。是非使い分けられるようにしましょう。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。