電子レンジの電気代は計算可能!古いレンジや節約法の疑問も解決!

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電子レンジは、多くの方が毎日のように使用している調理家電ですが、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。頻繁に使用しているといっても、常時稼働しているわけではありませんので、それほど電気代がかかることはありませんが、実際どれくらいなのか説明します。

電子レンジの電気代に関する誤解

「500W」「600W」は消費電力ではない

電子レンジには、マグネトロンという高周波出力装置があり、500Wや600Wは定格高周波出力の数値です。500Wや600Wなどの数値は、高周波出力のみのW数を示していますので、ターンテーブルやファンなどを動かすための電力は含まれていません。 高周波出力の電力に他の電力も合算した数値が消費電力です。そのため、500W出力で調理した時の電気代が、1000W出力で調理した時の半分になるわけではありません。

古い電子レンジは電気代が高い

例えば、古い型式の500W出力の電子レンジと最新の1000W出力の電子レンジを比較すると、瞬間的な消費電力は1000W出力の方が大きくなります。ですが、消費電力に対する出力効率は良くなりますし、調理時間を短縮できますので、結果的に電気代は安くなります。 ただし、マグネトロンの効率や消費電力は、10年くらい前からあまり変わないようです。マグネトロンは、電子レンジの主要部品で、マイクロ波で食品を加熱する装置です。

その代わりに、調理時間以外の待機消費電力のカットや複数の加熱方式の組み合わせによる調理時間の短縮などにより、省エネ性能が高まっています。複数の加熱方式とは、電子レンジ機能にオーブンやグリルやスチームの機能を組み合わせる方法です。

電子レンジの電気代はどれくらい?

電気代の計算方法を知ろう

電化製品の電気代を計算するには、消費電力の数値が必要です。定格消費電力として表示されている数値は、機器の最大消費電力であって、実際の消費電力とは異なります。電力量(Wh)の表示があれば、その数値を使って計算します。消費電力量の単位Wh(ワットアワー)は、1時間に使う電気の量のことです。そこから年間の電気代まで計算が可能です。 電気代=消費電力量(kWh)×使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金

電子レンジ1分の電気代は約0.5円

電気代を計算するには、電化製品の消費電力量(Wh)と電力会社の電力料金単価が必要です。お使いの電子レンジのスペックと契約電力会社の料金プランにより異なりますが、電子レンジの1分間の電気代は0.5円程度です。

消費電力量を1200Wh、使用時間を3分間、電力料金単価を26円/kWhとすると以下のような計算になります。 1200W÷1000×0.05h×26円=1.56円 3分間で1.56円ですので、1分間で約0.5円です。

電気代とガス代、どちらが安い?

弱火1時間のガス代は約3円

一般的なガス料金を参考にすると、立方メートルあたり100円強が相場です。1時間あたりのガス代は、弱火で約3円、中火で約14円、強火で約25円が料金の目安です。 ガスの弱火は、1時間でも3円程度です。つまり弱火でじっくり煮込む時などはガスが適しています。電子レンジは、加熱時間が長くなると電気代が高くなってしまいます。

短時間・少量調理には電子レンジ

電子レンジは、短時間で少量の食品を調理する時に適した調理家電です。例えば、野菜の下ごしらえをしたり、レトルトカレーを温めたりする時などは、水道代が削減でき、時間短縮にもなります。また、IHクッキングヒーターを使ってお湯で茹でたり、沸かしたお湯で温めたりする場合に比べて、電気代がお得にまります。 これが、レトルトカレーではなく、残り物のカレーであれば、調理時間も電気代も差がなくなります。

電子レンジの電気代を節約するには

電気代が高くなる時間帯に注意

電力会社は、標準的な「従量電灯」プランの他に、生活スタイルに合わせてお得に電気を使用できる「時間帯別電灯」などの料金プランも用意しています。 「従量電灯」は、1カ月の使用電力量に応じて段階的に料金単価を設定し、時間帯などには関係せずに課金され、使用量が一定量を超えると単価が上がっていきます。それに対して、「時間帯別電灯」のように、電気料金低減の可能性がある様々な料金プランも用意されています。 時間帯だけでなく季節により変化させたり、大家族向けのプランやオール電化住宅向けのプランなどもあり、ライフスタイルに合ったプランを選べるようになっています。 一般的に、夜間の料金単価が最も安く、次いで朝晩も安めの設定になり、昼間や夏季の料金単価は高くなります。

電子レンジの汚れは電気代ロスに

電子レンジなどの調理家電はこまめにお掃除することも大切です。調理により電子レンジの庫内が汚れたり、食品カスが付着したら、きれいに拭き取りましょう。電子レンジの汚れは電気代のロスに繋がるだけでなく、火災の原因にもなりかねません。 放置していた食品カスが炭化しスパークが発生し、レンジ台の一部が焼損したという事例もあります。電子レンジの庫内やドアは隙間までこまめに掃除するよう心掛けて下さい。

ラップやフタをして熱効率アップ

ラップやフタは、食品の熱が逃げるのを防ぐ役割をしますので、熱効率が上がります。また、飛び散りや水分蒸発も防ぐ作用があります。そのため、しっとり仕上げたい食品や跳ねやすい食品、それから冷凍食品の調理では、ラップやフタをした方がよいでしょう。 ただし、カラッと仕上げたい揚げ物などの食品にラップやフタは向きませんし、十分に水分のある食品にも不要です。

まとめ

電子レンジの電気代は年間を通しても、一般的な使用状況であれば、それほどの金額にはなりません。一般家庭であれば、年間で2,000円前後の家庭が多い電化製品ですが、おおよその電気代の内訳として把握しておくと役に立つかもしれません。

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