wifiの距離を伸ばすには?屋外なのかや障害物の有無でも変わる!

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自宅でデータ容量を気にせずインターネットを楽しむのに便利なwifiですが、同じ室内でないと電波が悪くなったり、届かなかったりすることがあります。実は、wifiルーターは置く場所や使用環境に合わせたルーターを選ぶことで、電波の距離を伸ばすことが可能です。そこで、wifiの電波の測定方法や置き方、選ぶポイントについて詳しく説明します。

wifiの距離って測定できるの?

アプリで電波を可視化

wifiの電波は目には見えないですが、アプリを利用することで電波の強度を可視化することができます。2種類のスマホ用アプリについて紹介します。 1.【Wifi Analzer】Android用アプリ wifiの電波の強弱をリアルタイムにグラフ化、またはメータ表示させることができます。また、電波の強弱の変化推移をグラフに表示することも可能です。 2.【Wi-Fiミレル】Android・IOS対応アプリ 電波強度をシンプルに0~100までの数値で表示します。ヒートマップ機能があり、自宅の間取り図を取り込む(無ければ簡単に書いた図でも可)ことにより、wifiルーター設置場所に対して場所ごとの計測結果を表示させられるのが特徴です。 どの部屋にルーターを設置すればどこまで安定した電波が届いているのか、などがわかりやすいのが魅力です。

ソフトをノートPCにインストール

wifiの利用はスマホだけではなく、ノートパソコンやタブレットPCなどもあります。そこで、パソコンでの電波計測ソフトと利用手順について説明します。 【inSSIDer】パソコンソフト(対応OSは、Windows Vista/7/8/8.1/10)…新バージョンは有料ソフトとなりますが、Ver3までは無料ソフトとして利用可能です。使い方は下記の通りです。
  1. 無料での利用したい場合は旧バージョンのファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロード完了後、ファイルを開きインストール画面が表示されますので画面に従いインストール作業を行います。
  3. インストール完了後、「inSSIDer Home」のショートカットがデスクトップ上に表示されるので起動します。
  4. ソフトが起動したら、画面右下にwifi電波の状況が表示されます。
なお、無料ソフト版(Ver3以前)は、次世代高速規格「IEEE802.11 ac」には対応できないのでご注意ください。

屋外や障害物がある場合は?

屋外では屋外用wifiを使用する

自宅内で現在利用しているインターネット回線を、無線LAN機器に接続することによって、自宅外でwifi利用が可能です。 屋外での利用の場合は「ポケットwifi」という持ち運び可能なwifiルーターが便利です。別途回線の契約が必要となることが多いですが、名前の通りポケットに収まるサイズの機器で、屋外でwifi通信を利用することができます。 なお、ポケットwifiの回線契約会社の代表例として「UQモバイル」「nuroモバイル」「楽天モバイル」等があります。 自宅内でwifiが繋がりにくいと感じている方は、こちらの記事もおすすめです。 [blogcard url=”https://cktt.jp/5449”] ポケットwifiについては、こちらの記事をご覧ください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/3798”]

障害物によって電波は減衰する

wifiの電波の強弱は、無線LANルーターのパワーも重要なポイントですが、障害物にも邪魔されてしまいます。 例えば、いくらハイパワーの無線LANルーターを選んでも、設置場所が1階で使用場所が3階だと安定した電波が供給されない可能性があるのです。 機器の取り扱い説明書等に「1~3階まで届くハイパワー」と謳っていても、自宅の構造が木造又はコンクリートなのかで、安定した電波が供給される条件が整うかが変わります。コンクリート構造は不利な条件となるためご注意ください。

wifiの距離を伸ばす・広げるには?

wifi電波を強くする

wifi電波を強くする方法は、無線LANルーターのハイパワー機器(詳細は後述)を選ぶか、他のチャンネルに切り替える方法があります。 他のチャンネルに切り替える方法は、理論的に電波を強くするという意味ではないのですが、ハイパワー機器を選んでいるのにも関わらず安定した電波が供給されない原因は「チャンネルの干渉」の可能性もあります。 無線LANルーターは2.4GHzの周波数帯域で電波を飛ばしていますが、実はその周波数帯域は他の製品(Bluetooth機器等)でも使用しています。 対応策としては、ルーターから同周波数帯域の機器を離しておくか、使用しているルーターのチャンネルを変更してみることで解決することがあります。また、電波干渉の少ない5GHz帯を使用できる機器も有効です。

wifi中継器を使用する

wifi中継器とは、無線LANルーターから離れた場所でwifiを利用する場合、ルーターとwifi利用機器(スマホ等)を中継する機器のことです。 中継器の役割は、ルーターから発信された電波を、離れた場所にある中継器が再発信し利用できるエリアを拡大することです。ルーター→中継器→スマホと言った流れで、今まで届かなかったり、安定した電波供給がなかったりしたエリアにも、拡大して利用できるため便利です。 wifi中継器については、こちらの記事もおすすめです。 [blogcard url=”https://cktt.jp/5780”]

ハイパワー対応を選ぶ

古い無線LANルーターを利用している場合、機器そのものをハイパワーのものに交換することが望ましいです。 古いルーターを利用し続けると、ルーター自体の不具合やwifiを受信する機器(スマホ等)が新しくなり、パワー不足になる傾向があります。一般的にはハイパワーの明確な基準はありませんが、450Mbps以上の機器が望ましいです。

wifiの距離を伸ばすためのポイント

ルーターを置く位置に気を付ける

wifi電波は障害物に弱いことを上述しましたが、では具体的にどこに置くのが適切なのか、ここでは説明します。 基本的には自宅の中心が適切です。自宅の中心とは、3階建ての自宅の場合であれば2階が効率良く電波を発信することができます。なお、屋外に近い壁付近や、他の障害物(家具や金属類)の付近はできるだけ避けて設置することが望ましいです。

ac対応モデルを選ぶ

2014年より、これまでの「11n規格」から「11ac規格」が登場しました。 11ac規格とは、簡単に説明すると従来の「11n規格」と比較して通信速度・電波の強さが飛躍的に向上した規格となります。 上記のようにac対応モデルを選ぶことにより、wifi通信を非対応モデルより快適に利用することが可能となりますが、受信機側もac対応モデルである必要があるのでご注意ください。

アンテナ数をチェックする

アンテナ数は、多ければ多いほど最大転送速度が高くなります。自宅で複数台のwifi接続機器を利用する場合は、安定した電波供給をするためにも1つのポイントとなります。 なお、アンテナは内蔵タイプのものと外部タイプのものがあります。 内蔵アンテナは、アンテナの向きを調整する必要が無い場合には省スペースで設置可能。一方、外部アンテナはアンテナ部分が突出しているため、スペースは余分に必要ですがアンテナの向きを変える等細かな調整が可能です。

まとめ

wifiには、さまざまな規格や環境によって、向いている場合と不向きな場合があります。せっかく受信機を最新機器に変えても、無線LANルーターが古かったり使用環境に適していなかったりすると、快適にインターネットを楽しむことができません。wifiの距離を伸ばしたい・wifiを最大限活用したいといった場合には、ぜひ参考にしてみてください。

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