【名前みたいな苗字(名字)30選】気になる苗字を文字数別に一挙ご紹介!
「初めて会った人の名字が読めない!」という経験をした方は多いのではないでしょうか?実は日本には、一目では読めない、名前みたいな苗字が数多く存在していますよ。今回は、名前みたいな読み方・文字の苗字をご紹介します。種類別にまとめていますので、ぜひご覧ください!
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目次
【一文字】名前みたいな苗字(名字)5選!
①紬(つむぎ)
1つ目は「紬(つむぎ)」です。全国に約10人存在するとされており、石川県を中心に分布していますよ。石川県七尾市津向町が発祥であり、町の名前である「津向(つむぎ)」の漢字が変化したものとされています。響きがかわいい、おしゃれな名字です。
②四(あずま)
2つ目は「四(あずま)」です。全国に約10人しかいないとされる珍しい名字であり、新潟県を中心に分布していますよ。具体的な由来については不明ですが、庭園のある建物を意味する「四阿(あずまや)」などがルーツとされています。
③茜(あかね)
3つ目は「茜(あかね)」です。全国に約180人存在するとされており、香川県や石川県を中心に分布しています。物部一族の子孫にあたるとされる、茜部がルーツです。茜部は赤色の染料の製造に携わった人々のことであり、原料である植物のアカネが由来となっています。
④椛(もみじ)
4つ目は「椛(もみじ)」です。全国に約210人存在するとされており、福岡県を中心に分布しています。秋の紅葉における代表的な植物であるモミジが由来です。響きがかわいい、風流な名字ですよ。
⑤英(はなふさ)
5つ目は「英(はなふさ)」です。全国で約2,900人存在するとされており、石川県や東京都を中心に分布しています。現在の石川県にあたる、加賀国が発祥地とされており、花弁の形に広がる町並みがルーツという説がありますよ。
【二文字】名前みたいな苗字(名字)5選!
①弥生(やよい)
1つ目は「弥生(やよい)」です。全国に約200人存在するとされており、富山県や神奈川県を中心に分布しています。現在の暦における四月にあたり、旧暦の三月を意味する「弥生」が由来です。また、日光二荒山神社で行われる、弥生祭を取り仕切った神主が広めた名字ともいわれています。
②杠葉(ゆずりは)
2つ目は「杠葉(ゆずりは)」です。全国に約60人存在するとされており、埼玉県や東京都を中心に分布しています。兵庫県にある諭鶴羽(ゆづるは)神社をルーツとする、「杠(ゆずりは)」という苗字が変化したものとされていますよ。読み方は難しいですが、響きがかっこいい名字です。
③辰巳(たつみ)
3つ目は「辰巳(たつみ)」です。全国に11,900人存在するとされており、大阪府や奈良県を中心に分布していますよ。日本古来に使われていた方角の呼び名が由来であり、南東を表しています。読み方がかっこいい、名前みたいな名字です。
④月見(つきみ)
4つ目は「月見(つきみ)」です。全国に約420人存在するとされており、大阪府や京都府を中心とした関西エリアに分布していますよ。月見を楽しむ行為や行事が由来とされています。また、月は身体の重要部位を司るとされたことから、「身体を見る(=医療行為)」という意味を持つという説もあるようです。
⑤雅楽(うた)
5つ目は「雅楽(うた)」です。全国に約70人存在するとされ、大阪府や東京都を中心に分布しています。日本の古典音楽である「雅楽(ががく)」が由来といわれていますよ。日本の歴史を感じさせる、風流な名字です。
【三文字】名前みたいな苗字(名字)5選!
①九十九(つくも)
1つ目は「九十九(つくも)」です。全国に約830人存在するとされており、関西エリアを中心に分布しています。水草の一種である「ツクモ」の束が、白髪に見えたことが由来とされていますよ。読み方については、「白」という漢字が「百」から「一」を取ったものであることが理由です。
②栗花落(つゆり)
2つ目は「栗花落(つゆり)」です。全国に約60人存在する名字であり、兵庫県や大阪府を中心に分布しています。栗の花が落ちる時期が、梅雨入りにあたる6月の中旬~下旬頃とされたことが由来とされていますよ。
因みに元々は「つゆいり」と呼ばれていましたが、時代とともに読み方が短くなったとされています。読み方や由来が大変美しく、風流な名字です。
③紅粉谷(べにや)
3つ目は「紅粉谷(べにや)」です。全国に約10人存在するとされており、香川県を中心に分布しています。江戸時代にあった、紅やおしろいなどの化粧品を売る職業「紅屋」から派生したとされていますよ。
④月出里(すだち)
4つ目は「月出里(すだち)」です。全国に約270人存在するとされる、難読名字の1つですよ。江戸時代の地名「月出(すたち・ついたち)」の読み方が変化して、生まれたものとされています。
因みに同じ「月出里」と書く「やまなし」と読む名字も存在しています。「やまなし」については、月がよく見える場所には山がない方が良いという考え方が由来です。ユニークな読み方のかわいい名字ですよ!
⑤東海林(しょうじ)
5つ目は「東海林(しょうじ)」です。全国に約20,000人存在するとされ、山形県や東京都を中心に分布しています。東方の海からやってきた林氏が、荘園を司る職業「庄司」を任され「東海林」を名乗ったことが由来とされていますよ。読み方が特殊で、かっこいい雰囲気の名字です。
【男性っぽい】名前みたいな苗字(名字)5選!
①納(おさむ)
1つ目は「納(おさむ)」です。全国に約1,600人ほどとされている珍しい名字の1つですよ。兵庫県の淡路島三原郡にて、存在したとされる豪族がルーツとされています。
また現在の島根県西半部にも分布しており、場所によっては「おさめ」や「なや」とも読む場合もあります。真面目でかっこいい雰囲気がある、男の子の名前っぽい名字です。
②鶴丸(つるまる)
2つ目は「鶴丸(つるまる)」です。全国に約2,200人存在するとされており、佐賀県を中心に分布していますよ。江戸時代にあった、年貢徴収のための土地制度「門割制度」の1つである、鶴丸門が由来とされています。男の子の名前っぽい名字のなかでも、特に和風のかっこいい雰囲気があります。
③結城(ゆうき)
3つ目は「結城(ゆうき)」です。全国に約23,000人存在するとされる名字であり、下総国結城郡(現在の茨城県西部)が由来とされています。
また和紙の原料として知られる、コウゾ(別名が「結木」)の産地が結城郡であることも、ルーツの1つとされていますよ。芸能人の名前にも使われており、和風でかっこいい名字です。
④郡司(ぐんじ)
4つ目は「郡司(ぐんじ)」です。全国に約17,000人存在し、茨城県や栃木県を中心に分布しているとされています。奈良時代に存在した、郡を司る役所(またはその所在地)が由来であるといわれていますよ。力強い雰囲気のあるかっこいい名字です。
⑤榊(さかき)
5つ目は「榊(さかき)」です。全国に1,5500人存在し、東京都や福岡県を中心に全国的に分布しています。神社での祭事にも使われる植物「サカキ」が由来とされていますよ。
また源義経の求めに応じ、植物のサカキを差し出した武士が賜った名字だという説も存在しています。和風で神聖な雰囲気がある、かっこいい名字の1つです。
【女性っぽい】名前みたいな苗字(名字)5選!
①花梨(かりん)
1つ目は「花梨(かりん)」です。全国に約30人ほど存在するとされており、新潟県や東京都を中心に分布しています。植物の梨が由来とされており、女の子の名前っぽいかわいい響きが人気の名字です。
②初音(はつね)
2つ目は「初音(はつね)」です。全国に約50人ほど存在しているとされる、珍しい名字の1つですよ。神奈川県や富山県を中心に分布しています。ルーツは諸説ありますが、江戸時代に「耳から声を出す」と、自身を宣伝した芸能者が名乗ったものとされていますよ。読み方も大変かわいらしい名字です。
③星奈(ほしな)
3つ目は「星奈(ほしな)」です。全国に約40人ほど存在し、東京都や福島県を中心に分布していますよ。長野県にある地名を由来とする名字「保科(ほしな)」が変化したものとされています。女の子の名前っぽい、かわいい雰囲気の名字です。
④飛鳥(あすか)
4つ目は「飛鳥(あすか)」です。全国に約940人存在し、東京都を中心に東北地方周辺に多く分布しています。諸説あるものの、青森県や奈良県に位置する地名「飛鳥」が、発祥とされていますよ。
読み方については、和歌に使われる枕詞「飛ぶ鳥の」と、対応する「あすかの川」という言葉がルーツとされています。和風でかわいい雰囲気がある名字の1つです。
⑤香月(かづき)
5つ目は「香月(かづき)」です。全国に約10,100人存在するとされ、佐賀県や福岡県を中心に分布しています。九州の名族の1つであり、現在の福岡県北部にあたる、筑前国遠賀郡香月庄がルーツとされていますよ。同じルーツを持つ名字に「勝木(かつき)」があります。
【自然】名前みたいな苗字(名字)5選!
①碧(あおい)
1つ目は「碧(あおい)」です。全国で約10人しか存在しないとされている、非常に珍しい名字ですよ。神奈川県足柄下郡周辺を中心に分布しており、戦国時代に存在したとされる緑氏から派生したものとされています。
ちなみに「碧」はグリーンがかった青色を意味する字でもあり、祭祀に使われる勾玉の原材料「石英」の意味としても使われます。どこか神秘的な雰囲気がある、おしゃれな名字です。
②九(いちじく)
2つ目は「九(いちじく)」です。全国に約40人しか存在しない、珍しい名字ですよ。新潟県や長野県周辺に少数分布しており、地名が由来しているとされています。ちなみに読み方については、数字の「9」がひと筆(一字)で書けることがルーツといわれていますよ。一度見ただけではなかなか読めない、ユニークな名字です。
③知花(ちばな)
3つ目は「知花(ちばな)」です。全国に約5,400人ほど存在しており、沖縄県を中心に東京都や神奈川県などに分布しています。沖縄市に位置する地名がルーツであるといわれていますよ。沖縄県ではかなりポピュラーであり、かわいい雰囲気のある名字です。
④蘭(あららぎ)
4つ目は「蘭(あららぎ)」です。全国に約1,100人存在するとされており、愛知県や長野県を中心に分布しています。北海道ではポピュラーな植物「オンコ(=イチイ)」が由来とされていますよ。
オンコは古くから縁起の良い木材としても親しまれており、果実はお酒の原料としても使われます。読み方もユニークでかっこいい名字です。
⑤槐(えんじゅ)
5つ目は「槐(えんじゅ)」です。全国に約620人しか存在しない、国内でも珍しい名字ですよ。厄除けに使われたとされる、マメ科の植物「さいかち」が由来とされています。
また、秋田県能代市にある地名もルーツの1つと考えられていますよ。海外の人の名前のようにも聞こえる、おしゃれでかっこいい名字です。
名前みたいな名字をたくさん探してみよう!
名前みたいな響きの名字は、他にも様々なものが存在しています。「個性的な名字についてもっと知りたい!」という方は、ぜひ今回ご紹介したような、ユニークな名字について調べてみましょう。
名字には他にも様々な種類があり、響きや文字がかっこいいものもたくさん存在しています。関連記事では、かっこいい名字についてジャンル別にまとめていますよ!
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