知っておくと得する魚の数え方・単位を解説!魚の種類別の数え方もご紹介!
魚の数え方は種類によって異なるのをご存じですか?一般的に使われる「匹」以外にも、様々な数え方があります。ここでは魚の種類別に、どのような単位で数えるのかを紹介します。覚えておくと便利なので、是非生活に役立ててくださいね!
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【鮮魚編】魚の数え方・単位4選
①匹
1つ目は「匹」です。魚の数え方で最も一般的な単位で、どのような種類、大きさでも使える数え方です。一般的に、魚の状態が頭から尾まで揃っている状態を、匹で数えます。
また、魚が死んでいる状態の鮮魚、生きている状態の活魚のどちらでも、匹という単位が使われます。魚の種類に関係なく使われる単位なので、数え方に悩んだ時は、匹を使うのがおすすめです。
②尾
2つ目は「尾」です。匹と同じように尾という単位も使われますが、尾の場合は使うシーンに違いがあります。主に釣りをした際の獲物や、鮮魚店などの売り場で商品として売られているものを、尾で数えます。
また、料理の材料となる魚にも尾が使われます。意味合いとしては匹とほぼ同じですが、尾の場合は高級魚や料理の材料として伝える際に、よく用いられる数え方です。魚以外にエビを数える際にも使われます。
③本
3つ目は「本」です。頭から尾までしっかり全身が揃った状態の魚で、かつ見た目が比較的細長い魚の種類に使われます。ブリ、サンマ、カツオ、マグロなどが、本で数えられる主な種類です。
特にカツオやマグロなど大型の魚は、頭から尾まで揃った状態を見るのは珍しいですよね。このような大型の魚は、市場などの場所で本の単位で数えられます。
鯛の場合は基本匹ですが、水揚げされた鯛は尾でも数えられます。サイズの大きな鯛の場合、本でも数えられます。このように、同じ鯛であっても状態によって匹、尾、本が使われることもあります。
④枚
4つ目は「枚」です。枚はヒラメやカレイといった、見た目が平たい魚の種類に使われる単位です。ヒラメやカレイは魚の中でも特に薄く、独特に平たい形状をしていますよね。
このように、カレイのような平たい魚は、匹以外に枚でも数えられます。ただし、カレイ以外にも干物にすると、枚という単位に変化します。アジのような魚を開いて干物にした場合、単位も枚になります。また、鰻も蒲焼にすると枚で数えられます。
枚という数え方の場合、鮮魚や活魚など加工していない場合は、カレイのような見た目の魚に限定されます。それ以外の形状をした魚の場合、干物や蒲焼などに調理されると、枚で数えることができます。
【刺身編】魚の数え方・単位3選
①丁
1つ目は「丁」です。魚は丸ごとの状態から加工すると、数え方も変わります。丁とは丸ごとの魚から頭と尾を切り落として加工した状態を指します。丸ごとではなく、一部解体された状態のことです。
特に体の大きな魚の場合、輸送の際にかさばらないよう、頭と尾は事前に切り落とす場合があります。マグロなどの魚で頭と尾が付いていれば本、切り落とされていれば丁となります。
②冊
2つ目は「冊」です。読み方は「さく」で、スーパーなどで売られている刺身によく使われる単位です。マグロや鯛などを四角い小さな短冊状に切った刺身を、冊と呼びます。
また、一般的に流通している冊よりも更に大きな塊の状態だと、「ブロック」、「ころ」などの単位で呼ばれます。しかし、ブロックやころの状態の刺身は、あまりスーパーなどには流通しません。
③切れ
3つ目は「切れ」です。読み方は「きれ」で、一般的に刺身に対して使われる単位です。冊との違いは、四角い短冊状なのが冊、そのまま食べられるくらい薄く小さな切り身になっているのが、切れとなります。
スーパーなどで売られている刺身パックは、切れで数えられます。しかし、切れは刺身1枚に対して使う単位なので、パック詰めされたものは、1パック、2パックという数え方もします。
物の数え方には、それぞれ色々な単位があり複雑ですよね。例えば魚以外の場合、椅子の数え方にも様々な呼び方があります。別の記事では椅子の数え方や単位について紹介しているので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【加工品編】魚の数え方・単位4選
①串
1つ目は「串」です。これは、鰻を加工調理した状態に使われる数え方で、文字通り串に刺さった状態のことです。まず調理前の鰻は、匹や本という数え方を使います。
そこから調理されて蒲焼になったものを枚、そして開いて串に刺さった状態が、串で数えられます。鰻を買う際に、串に刺さっているかいないかで、串で数えるか枚で数えるかが変わります。
②連
2つ目は「連」です。読み方は「れん」で、イワシのような小さい魚を連ねて干物にしたものの数え方になります。よく目刺しとして売られている干物が、連という単位で数えられます。
連なるという漢字を使う通り、一枚の干物には使われません。同じ種類の魚を何匹も連ねて干物になったもののみ、連で数えられます。目刺しのように一つの串に数匹の干物が刺さっている状態を、連と呼びます。
③缶
3つ目は「缶」です。これは、缶詰に加工された状態の魚に使われる数え方です。例えば鮭缶やツナ缶など、魚を加工して缶詰として売られているものは、缶で数えます。
魚の缶詰には色々な種類があり、サバ缶のような水煮缶や、蒲焼にしたものの缶詰などもあります。調理法、加工法に関係なく、缶詰の魚はすべて缶で数えられます。
④皿
4つ目は「皿」です。これは、料理された魚が皿に乗った状態を指す数え方です。料理の品数を数える際に使う単位で、どのような魚料理でも、皿に乗っていれば一皿、二皿と数えます。
例えば焼き魚の場合、焼き魚そのものは匹か尾で数えます。しかし、皿に乗った料理として数えるなら、皿で数えても間違いではありません。カレイの煮つけや刺身なども、皿に乗って提供されれば皿で数えられます。
【その他編】魚の数え方・単位3選
①杯
1つ目は「杯」です。イカやタコのような軟体動物、また蟹にも使われる単位です。貝類の場合は、アワビを杯で数えることもあります。杯という単位の理由は、見た目の形状に由来します。
イカやタコの頭の部分や蟹の甲羅は、器のような形状をしており、コップのように中に液体が入る形です。このような形状から、コップに入った飲み物のように、杯で数えられるようになりました。
②折
2つ目は「折」です。読み方は「おり」で、主に鯉の数え方に使われる単位ですが、鯛にも使う場合があります。元々鯉は、鯛と同じくらい珍しい高級魚という扱いでした。
そのため、鯉を運ぶ際は箱や竹籠などの折箱に入れて、丁寧に持ち運んでいました。箱や竹籠の数え方は折なので、それに入れて運ぶ鯉も、折で数えられるようになりました。
③頭
3つ目は「頭」です。読み方は「とう」で、主に大型の生物に対して使われる数え方です。そのため、魚というよりはクジラ、シャチ、イルカ、サメなどに使われる単位です。
これらの生き物には匹も使われますが、頭の場合は特に大型の生き物に対して使います。クジラやサメなどは刺身として売られることもありますが、一般家庭では頭の単位で数える状態では、ほぼ見られません。
魚の数え方や単位を覚えよう!
魚の数え方は魚の種類や状態によっても、様々な単位が使い分けられます。一般的な匹や尾という数え方以外に、カレイのような平たい魚には枚、マグロのように大きな魚には本といった単位も使われます。
また、干物のように加工したものや、料理したものなどの状態によっても、数え方の単位は変わります。今回は一般的によく使われる魚の単位を紹介しました。是非生活の中で、魚の種類別に使える数え方を活用してみてくださいね!
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