【初心者向け】事前に知っておきたいナプキンのテーブルマナー11選!

ナプキンにもテーブルマナーがあるのをご存じですか?ナプキンを使用することには、意味や役割があります。今回は、使い方・拭き方・置き方・たたみ方などに分類して、ナプキンのテーブルマナーをご紹介しますので、是非参考にしてください。

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ナプキンを使用する意味とは?

①口や指の汚れを拭く

ナプキン

洋食でナプキンを使用する意味は、口や指の汚れを拭く役割をするためです。ヨーロッパでナイフやフォークを使わず食事をしていた際に、手を拭くものとして使われたのが、ナプキンの起源と言われています。現在は食べ物で口元が汚れたり、指先に料理が付いたりした時に拭き取る役割をします。

②食事中に衣類を汚さない

レストラン

ナプキンを使用することで、食事中に衣類を汚さないようするという意味もあります。食事中に万が一、食べ物のソースが飛び散ったり、飲み物などをうっかりこぼした時にも、ナプキンが衣類の汚れを防ぐという役割をします。

③サインの役割

ウエイター

ナプキンはお店の方へのサインの役割もあります。ナプキンの使い方や置き方などによって、サービスを開始しても良いという合図になったり、食後にお皿を下げても良いというタイミングを知らせたり、お店の方がサービスしやすいように合図する役割があります。また食事の味やサービスに関して、意思表示の役割もします。

使い方|ナプキンのテーブルマナー3選

①オーダー後に手に取り膝の上に置く

オーダー

ナプキンはオーダー後のタイミングで、膝の上に広げるという使い方をします。着席してすぐ広げると、頂く準備ができましたという意味になり、料理を催促しているかのように見られてしまうこともあります。また逆に、オーダーが終わってもなかなか広げないのも、お店の方は困ってしまいます。

オーダーを済ませた後、食事が運ばれてくるまでには膝の上に広げるようにします。食前酒が運ばれてきたタイミングや、前菜が運ばれてくる前というように、早すぎず・遅すぎずが大切です。お店の方からナプキンをお取りくださいと、声を掛けられないように注意しましょう。

フレンチのコース料理は、一般的なレストランは前菜から始まります。しかしさらに格式の高いレストランや、カジュアルなレストランでは、料理の品数が変わってきます。下記の記事では、コース料理の順番やその意味、名前などが詳しく紹介されています。興味のある方は、是非併せてご覧ください。

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②オーダー前は触らない

テーブルの上

ナプキンは、オーダーが終わるまでは触らないようにしましょう。オーダーによってカトラリーを足すことや減らすことなど、並べ直しをすることがあります。この間はナプキンに触らずに、お店の方が立ち去ったタイミングで膝の上に置くという使い方をします。

③二つ折りにする

会話

ナプキンは、二つ折りにして使います。二つ折りは三角折り・長方形折りのどちらでも構いません。向きは輪の方を手前にして、膝から太ももの上に置くという使い方をします。食事中に口元の汚れを拭く時に手に取りやすいことや、布が二重になっているので、料理をこぼしても衣類に付きにくいという利点があります。

また二つ折りにすると、重心が安定して落ちにくいという利点もあります。折らずに全面に広げる使い方もマナー違反ではありませんが、膝の上から落ちやすくなってしまうため、主流の使い方ではありません。安定感のある二つ折りの使い方をおすすめします。

拭き方|ナプキンのテーブルマナー3選

①口元の汚れの拭き方

食事中

口元の汚れの拭き方は、二つ折りのナプキンの内側部分を使います。少しうつむき加減になり顔を近付けて、二枚重ねの上側一枚をめくり返して内側を使うという拭き方をします。口元の汚れを拭いたら、元の位置に戻します。汚れた部分が隠れて、表面は綺麗なままのため、上品に見える上に衣類に汚れも付きません。

②手指の汚れの拭き方

手指

汚れた手指の拭き方も、ナプキンの内側部分を使います。指に料理が付いてしまったり、フィンガーボールを使ったりした時は、ナプキンの膝先の方から一枚だけめくって、ナプキンの内側の端を使うという拭き方をします。拭き終わったら、汚れた部分を隠して表面を上にします。

③グラスに口を付ける前の拭き方

乾杯

グラスに口を付ける前に、口元を押さえるようにした拭き方をしましょう。料理の油分などが唇の周りに残っていると、グラスに汚れが付くことがあります。また、ワインの味や香りを落とす原因になるため、飲み物を飲む前には、その都度口元の汚れを拭くようにしましょう。

中座の時の置き方|ナプキンのテーブルマナー2選

①椅子の上に軽くたたんで置く

円卓

食事の途中で中座する時の置き方は、椅子の上に軽くたたんで置きます。中座の時に汚れたナプキンを、テーブルの上に置くと他の方に不快な思いをさせてしまいます。基本的に中座する時の汚れたナプキンの置き方は、食卓より上に上げないのがマナーです。

②椅子の上に三角形にして置く

テーブルセット

中座の時の置き方は、三角形にして置く方法もあります。ナプキンの真ん中くらいを持って、縦に三角形を作ると、まだ食事の途中で戻ってきますという中座の合図になるため、お皿が下げられることがありません。中座の三角形の置き方の時も、使用した部分は中に折り込むようにして、汚れを表面に出さないようにしましょう。

食後のたたみ方|ナプキンのテーブルマナー3選

①綺麗なたたみ方をしない

畳む

食後のナプキンは、綺麗なたたみ方をしてはいけません。綺麗なたたみ方をしないのは、たたむのを忘れるくらい美味しかったということを意味します。食後に元通り綺麗にたたんでしまうと、美味しくなかった・サービスが悪かったという意味になりますので、綺麗なたたみ方をしないように気を付けましょう。

②ナプキンの角を故意にずらす

折りたたむ

食後のナプキンは、角を故意にずらして置くたたみ方をするのも良いでしょう。食後にナプキンを綺麗にたたまないのが良いマナーですが、あまりくしゃくしゃだと下品な印象を与えます。食後はナプキンの汚れた部分を隠して、角と角をずらすくらいのたたみ方がおすすめです。

③デザート皿の右上方に置く


デザート

食後のナプキンの正しいたたみ方をしたら、デザート皿の右上方に置きましょう。この位置に置くことで、ごちそうさまを意味します。食後にデザート皿が下げられていたとしても、ナプキンをテーブルの右側に置くのがマナーです。美味しかった・満足したという意味になるようなたたみ方で、右側に置くように気を付けましょう。

ナプキンのテーブルマナーの注意点とは?

①ティッシュやハンカチを使うのはNG

ハンカチ

ナプキンは汚れを拭くためにあります。汚れるのを気にしてハンカチやティッシュで拭く方もいますが、レストランのナプキンは使うのに値しないという意思表示になってしまいます。ナプキンは汚れが付いても構わないものなので、ソースなどが口元に付いたら堂々とナプキンで拭きましょう。

②故意に汚すのは良くない

フォークで食べる

「ナプキンを汚しただけ美味しいという証拠」とは、ナイフやフォークで食事をする現在は適したマナーとは言えません。料理が美味しかったということをアピールするために、故意に汚すのは止めましょう。汚れを拭くのは構いませんが、ひどく汚れた時や床に落としてしまった時は、新しいナプキンに交換してもらいましょう。

③ナプキンは女性から先に手に取る

レディーファースト

レストランではレディーファーストが基本で、ナプキンを手に取るタイミングも女性が先になります。男性はスマートなエスコートをするために、ドアを開けて女性から入店させます。それと同じように着席するタイミングや、ナプキンを手に取るタイミングなども、女性を先にするのがマナーです。

④フォーマルなお店では椅子の背にかけない

食事が並ぶ

中座する時に、ナプキンを椅子の背にかける置き方をするという方もいますが、フォーマルなお店はマナー違反です。カジュアルなレストランでは大丈夫な場合もありますが、ナプキンはテーブルよりも低い位置に置くのがマナーのため、椅子の上に置きましょう。

フォーマルなレストランでは、中座しているタイミングでお店の方が椅子の背にかけてくれることもあります。これはお店の方が、新しいナプキンに取り替えてくれるサービスがあってこそのことなので、汚れたナプキンを椅子の背にかけるのは避けましょう。

⑤テーブルを拭かない

グラスを倒す

ナプキンは口元や手指を拭くためのものなので、テーブルなどを拭くのは避けましょう。水やワインをこぼしてしまったという時に、慌ててナプキンで拭くような行為はタブーです。グラスを立て直しさえすれば、後はお店の方が対処してくれるので、自分で拭こうとするのは避けましょう。

⑥口紅をティッシュオフしておく

紙

ナプキンで口元を拭いた時に、ソースと一緒に口紅が付いてしまうことがあります。なるべく、食事前のタイミングで口紅をティッシュオフして、ナプキンに付かないようにしておきましょう。落ちにくい口紅やティントなどを使用するのもおすすめです。

⑦おしぼりは手を拭くことのみに使う

タオル

ナプキンとおしぼりの両方がセッティングされているレストランもあります。両方とも手を拭くアイテムというのは共通していますが、口元を拭くアイテムはナプキンだけです。あくまでもおしぼりは手を拭く物で、それ以外に使用するのはマナー違反になります。

例えばおしぼりを使ってテーブルを拭く行為や、顔を拭く行為などもタブーになっていますので気を付けましょう。ナプキンとおしぼりが両方ある時は、おしぼりは手指用として使用し、ナプキンは口元用と使い分けするのが良いでしょう。

ナプキンの正しいテーブルマナーでスマートな食事をしよう

ディナー

ナプキンの使い方や置き方は、お店の方へのサインになるため、正しいテーブルマナーを覚えることが大切です。ナプキンの使い方を覚えるだけでなく、いつのタイミングでなぜ使うのかという意味がわかれば、自然に使えるようになります。是非ナプキンの意味を理解して、スマートな食事をしましょう。

ナプキンの使い方や置き方を覚えたら、次はフォークの使い方やコースの食べ方を覚えましょう。下記の記事ではフランス料理のマナーを、レストランに入る前の服装から出るまでの項目に分けて紹介しています。フレンチのマナーを覚えたい方は、是非併せてご覧ください。

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