「モダン」の意味とは|ファッションやインテリア|対義語は?

服やアートでおなじみの「モダン風」の意味をしっかりと理解できていますか?今回は、モダンの意味や対義語などをご紹介します。モダンファッションやモダンインテリアなど、私達の周りにも溢れている「モダン」の意味を改めて知っていきましょう!

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「モダン」の意味とは?

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「現代的」

絵を描く女性

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「現代的」であることです。現代的とは言葉の通り、今っぽさを感じさせるという意味になります。いわゆる「トレンディ」な、という意味があります。やや難しいのが、若者の「流行のファッション」などと、同じトレンディでも少し訳が違うという事です。

モダンとは、町で流行っている「はやりもの」ではありません。あくまで「今の時代」をアートなどで視覚化させることで体現した、概念的な意味も含まれています。ファッションとしてジャンル分けするのであれば、「最先端のブランドやデザイナーたちが作り出す、今もっとも新しいもの」というのがしいでしょう。

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「近代的」

黒い服の女性

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「近代的」ということです。現代的が「今この瞬間、最先端」であるならば、近代的は「この時代」を表しています。こちらも、似たようなものに感じられて少し難しいかもしれませんね。現代的と対比しながらもう少し詳しく説明していきましょう。

近代的とは「時代」という大きな範囲が含まれます。なので、「今」と「昔(過去)」が混在している状態なのです。モダンの意味そのものは「最先端」なので新しい要素が取り入れられていますが、その新しさを対比させるための要素として「昔」「過去」「懐古」の要素も使われます。これが、近代的のニュアンスです。

分かりやすいのが「和風モダン」などです。和風という古い文化と、最先端のデザイン性やクリエイティビティなディティールなどを組み合わせてできた「新しい」こそが近代的という意味になります。「現代的」が点なら、「近代的」は点で繋げられた線なのです。モダンは、この両方が含まれています。

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「革新的」


革新的な未来を見る人

服やファッションやインテリアの「モダン」の意味とは「革新的」という意味もあります。何しろ最先端を求めるわけですから、その前提として「誰も見たことがない、斬新で新鮮であること」がモダンには求められます。そして全く新しいものに対しては、驚きが付き物です。モダンとは革新性による驚愕が必要です。

人間は全く新しいものに対して、まず最初はなかなか受け入れられません。今は当たり前になっているチェック柄や水玉模様やボーダー柄も、最初は驚きのあまり忌避する人の方が多かったでしょう。ですが、忌避されるに値するその驚きこそがモダンの内抱するものです。その証拠がハイブランドのショーケースです。

時代の最先端を行くハイブランドのショウケースは、毎シーズンにおいてあまりにも斬新なファッション(例えば雪だるまのような服や、裸同然の服、ジョークに見える服)が多く並びますよね。あれこそがモダンを体現しています。驚きと感激、新しさとの出会いを提供してくれるジャンルや概念こそがモダンなのです。

モダンを英語にすると「modern」

モダンな絵を描く人

モダンを英語にすると「modern」と綴ります。意味としては「現代の」「近代の」というご紹介した内容となり、複数形になると「moderns」となります。複数形の使いどころとしては、例えば「モダンな人達」と言う時に使います。それが若者であれば、「moderns」の前に「young」と付きます。

時代の最先端を表すジャンルや概念!

モダンとは、近代的であり、現代的であることです。それはみなが求めるトレンディとは少し違い、今まで見たことがない全く新しい革新的なものを指します。

「モダン」を使った言葉は?

「モダン」を使った言葉①モダンアート


モダンな絵を描く人

「モダン」を使った言葉の1つ目は、モダンアートです。モダンアートは1860年代から1970年代にかけて美術家たちの中で一大ブームとなったアートジャンルであり、現在はそのジャンルを確立しています。モダンアートの中では、美術史の中でそれまでに培われてきた技術をリセットする試みが広く行われました。

デッサン方式から色の塗り方まで、全く新しいベクトルで美術をアプローチすることで、アートそのものを次のステージまで進化させようとしたことで発展しました。実験的な作品が非常に多いことが特徴的であり、美術家それぞれがそれぞれの方法で「自分なりの新しさ(モダン)」を追求した結果、様々な作品が生まれました。

「モダン」を使った言葉②モダン焼き

会食の俯瞰

「モダン」を使った言葉の2つ目は、モダン焼きです。よく混同されがちですが、モダン焼きとは「関西風お好み焼きの一種」とされています(諸説はありますのでご注意ください)。広島風お好み焼きと似た見た目をしている食べ物で、お好み焼きの上に焼き蕎麦を乗せて食べます。地域や店によってはうどんが乗ります。

1950年に神戸のお店で始まったのがルーツとされていて、お好み焼きの上に麺という斬新な食べ方で注目を集めました。もちろん今でも販売されていて、焼き蕎麦をお好み焼きで挟んだパターンもあります。既存の食べもの同士を組み合わせて新しい食べものを作る、というのもモダンの概念に適っている考え方ですね。

「モダン」を使った言葉③和モダン

着物を着た女性

「モダン」を使った言葉の3つ目は、和モダンです。和モダンとは、昔ながらの「日本らしさ」と「欧米らしさ」をかけ合わせることで生まれる空間や作品のことを指します。日本は昔から自然と調和をする住まい作りをしてきました。自然素材から作られる木製柱や畳、襖なども良い例ですね。


インテリアなども煌びやかではなくとも落ち着いて「静の空間と空気」を楽しみ、調和するのが日本らしさの魅力です。大して欧米らしさとは、規律正しく整備された空間作りや整頓されたディティールを好みます。この2つの特徴を取り入れ、日本らしい穏やかさを感じさせつつも規律と開放感を感じさせるものが和モダンです。

「モダン」を使った言葉④モダンジャズ

ギターなどの楽器

「モダン」を使った言葉の4つ目は、モダンジャズです。ジャズ界では、1940年頃以前にはオールドジャズやアーリージャズなどが中心として親しまれてきました。そこから、スウィングジャズの終焉頃に登場した新しい形態である「ビバップ」が生まれ、それがモダンジャズのルーツになっているとされています。

それまでのジャズと比べると、「踊れるジャズ」として全く新しい新形態になりました。伝統的なリズムを変え、スケールや旋律などジャズを構成する要素を全く新しくして、ジャズの新時代が到来したことを感じさせるジャンルです。ジャズが「伴奏ではなく音楽として確立した」と言えるのはモダンジャズからだとされています。

ファッション以外にもモダンの概念は多い!

普通に生活をしていると、モダンはファッションや空間のデザイン性にばかり使われがちな言葉です。ですがモダンは概念によるところが大きいので、どのジャンルにおいても使われることができます。

「モダン」の対義語は?

モダンの対義語やモダン風の対義語①古典的

浴衣を着た女性

モダンの対義語やモダン風の対義語の1つ目は、古典的です。古典的というと「古臭い」などというイメージがあるかもしれませんね。確かに、古典的という言葉は昔ながらの、古い、という意味でもありますが、元を正せば本来の意味は変わります。古典的とは、古い新しい以前に「伝統的な」という意味があるのです。

モダンは新しいものであるならば、その対極となる古いものが必要です。古い伝統があるからこそ、それを壊すという形で新しいものを創造することができます。ルールや固定概念を壊して創造していくためには、元となるルールが必要ですよね。古典的とは、そのルールもといルーツそのものを指しているのです。

長く受け継がれている伝統は今でも身近にあります。日本でも着物の着方やお茶の作法、和食のいただきかたや髪の毛の日本編みなどはモダンではなく古典的、つまりはクラシカルです。古臭いという意味ではなく、「受け継がれていくもの」としての意味があります。

モダンの対義語やモダン風の対義語②クラシック

スーツの男性

モダンの対義語やモダン風の対義語の2つ目は、クラシックです。こちらも古典的と似た意味になります。クラシックの場合は「受け継がれる中で不変である」というニュアンスが強く、流行に左右されずに技術やデザインが受け継がれているその「不変性」の意味が強いです。

モダンの形は、時代や技術と共に変容していきます。1度世に出たものは既に既存になりますので、モダンであったものも「過去にもの」になってしまいます。なので、モダンは進化し続け多様性を産み続けます。ですがクラシックはそんな中でも変わらずに、技術者や歴史書、そして愛好家の中で受け継がれていく技術や概念です。

インテリアなどにも対義語となるクラシックが使われます。豪華なシャンデリアひとつ取っても、ロココ調が流行した当時にブームとなって発展したとされるので、今使われていたとしてもクラシックなのです。

クラシックがあってこそモダンが生まれる!

モダンの反対は「クラシック」であることがメジャーです。それは古臭いという意味ではなく、伝統的で長く受け継がれていて「不変」であるというニュアンスが強いです。クラシックがあってこそのモダンなのです。

モダンの意味に詳しくなろう!

いかがでしたか?モダンの意味や、モダンを使った言葉などをご紹介しました。モダンとは、常に驚きに満ち溢れているものです。ただ新しいというだけではなく、「こんなの見たことがない!」という感動があってこそ成り立ちます。興味を持った方は、ぜひハイブランドのショウケースなどを見てみてくださいね!

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