正しい切手の貼り方とは？横書きの封筒/手紙/郵便局/はがき

正しい切手の貼り方とは？

正しい切手の貼り方①切手の貼る位置は郵便の約款で決められている！

1つ目に紹介する正しい切手の貼り方は、切手の貼る位置についてです。今まで封筒に切手を貼る位置を意識せずに、郵便番号の近くやはがきや封筒の空いている場所に貼ればいいと思っていた方もいるのではないでしょうか。実は、手紙やはがきを出すときに貼る切手は郵便の約款で貼る位置が決められているのです。

郵便約款で決められている切手を貼る位置は、縦書きのはがきや封筒の場合は左上部の縦7.0センチ×横3.5センチの範囲内に、横書きのはがきや封筒の場合は、右上部の縦3.5センチ×横7.0センチの範囲内に貼るように定められています。

この郵便約款に決められた切手の貼る位置を守らないことによって手紙やはがきが届かなかったり拒否されるということはまずありませんが、マナーの1つとして覚えておきましょう。また、この郵便約款に定められた位置にどうしても貼れない場合は、余白のある位置に貼ってもいいとされています。

正しい切手の貼り方②横書きの封筒で左上部の場所に貼るのは避ける！

2つ目に紹介する正しい切手の貼り方は、横書きの封筒に切手を貼る時の注意点です。縦書きの封筒やはがきのほうが使う機会が多いためか、縦書きと同じように横書きの封筒に切ってを貼るときにも左上部の場所に貼ってしまう人がいますが、これは避けたほうがよいとされています。

これは手紙やはがき等の郵便物に消印を押す機械の都合が大きく関わっています。手紙やはがき等の郵便物に消印を押す機械は通常縦長の状態で左上に消印を押すようになっています。横書きの封筒は消印を通す機械に入れた時に左上になる場所、つまり横書きの状態での右上部の位置に切手を貼る必要があるのです。

このような機械の都合があるため、横書きの封筒やはがきで手紙や書類を送るときには左上部に切手を貼る事を避けたほうが良いとされているのです。切手の貼る位置によっては消印が押されない可能性もあります。受験や懸賞の応募等の郵便物は当日消印有効等と消印と応募日を確認することもありますので、注意しましょう。

正しい切手の貼り方③手紙やはがきを出す時切手を貼る向きに決まりはない

3つ目に紹介する正しい切手の貼り方は、切手を貼る向きについてです。手紙やはがき等の郵便物に切手を貼る時に位置が決まっていることは上記の2つの項目で説明しましたが、切手を貼る向きに決まりはあるのでしょうか。実は切手を貼る向きに関してはこれと言って特に決まりが定められているわけではありません。

切手の貼る向きには特に決まりがないのですが、切手が逆さまに貼られていたり斜めに貼られていたらあまり見栄えは良くありませんし、いくら正しい位置に貼ってあると言っても届いた方にも不可解な印象を持たれてしまうことがあります。社会人のマナーとして正しい位置だけでなく正しい向きで貼るように心がけましょう。

それに複数枚の切手が貼られている郵便物は郵便局の局員さんが目視で切手の枚数や料金を確認した後に消印を押すこともあります。この場合、切手の向きが統一されていないと郵便局員さんが切手の確認に苦労しますし、ミスにも繋がってしまいます。迅速にミスなく配達してもらうためにも正しい向きで貼ることは大切なのです。

正しい切手の貼り方④糊や水で切手をきれいに貼る！唾はNG

4つ目に紹介する正しい切手の貼り方は、切手をはがきや手紙に貼るときは水や糊を使用してきれいに貼ることです。唾液で切手を貼り付ける人がたまにいますが、マナー的にも悪いですし誰が触ったかわからないものですので衛生的にも良くありません。

手紙やはがきを出すときに切手を唾液で貼り付けることは見ている周囲の人も不快な気持ちにさせてしまいますし、十分に糊付けされずに切手がはがれてしまうリスクもありますので絶対に行わないようにしましょう。糊や水を使って切手を貼り付ける方が切手が歪んだりはがれてしまうリスクも少なくきれいに貼れます。

また、水を使って切手を貼り付ける時に、水が多くつきすぎて封筒やはがきがふやけてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。せっかく心を込めて書いた手紙やはがきもふやけてしまっては悲しいですよね。水を使って切手を貼り付ける時は、スポンジに水を含ませて使用するのがおすすめですよ。

複数枚切手を貼る際の貼り方とは？

複数枚切手を貼る際の貼り方①縦書きの封筒・はがきの場合

1つ目に紹介する複数枚切手を貼る際の貼り方は、縦書きの封筒・はがきの場合です。縦書きの封筒・はがきに複数枚切手を貼る時は、1枚目の切手の下に縦に続くように並べて貼るようにしましょう。縦方向に複数枚の切手を並べて貼る場合は、82円切手だと縦7センチの郵便約款に収まる範囲は3枚程度が限界です。

3枚以上の切手を縦書きの封筒・はがきに貼る場合は、2列に分けて貼るようにするとよいでしょう。縦書きの封筒やはがきの場合は郵便番号を書く欄に近い左上部に切手を貼ることとなっていますが、複数枚切手を貼るときには郵便番号を切手で隠してしまわないように気をつけてくださいね。

複数枚切手を貼る際の貼り方②横書きの封筒・はがきの場合

2つ目に紹介する複数枚切手を貼る際の貼り方は、横書きの封筒・はがきの場合です。結婚式の招待状や絵葉書等の横書きの手紙や郵便物への切手の貼り方は、1枚目の切手の横に続くように切手を貼っていくようにします。横方向に複数枚の切手を貼る場合は、82円切手だと郵便約款の7センチの範囲内に収まるのは4枚程です。

4枚以上の切手を横書きの封筒やはがきに貼る時は縦書きと同様に2列に分けて貼るとよいでしょう。横書きの封筒やはがきに切手を貼る場合は右上部に貼ることになります。郵便番号を隠す心配はありませんが、複数枚切手を貼ることで住所や宛名の一部が隠れてしまわないように注意してくださいね。

複数枚切手を貼る際の貼り方③切手の貼りすぎには注意する

3つ目に紹介する複数枚切手を貼る際の貼り方は、切手の貼りすぎに注意することです。切手は何枚までしか貼ってはいけないという決まりはありませんし、1円や2円などの端数の切手を貼る必要があるときもあります。しかし、あまりに多くの切手を手紙やはがき等の郵便物に貼るのはあまり見栄えが良くありません。

複数枚の切手が貼られている郵便物は、郵便局員さんが目視で枚数や金額を確認して消印を押しています。あまりにも多くの切手が貼られている郵便物は郵便局員さんを手間取らせてしまいますし、料金の計算ミスにも繋がります。美しい見た目の郵便物を確実に届けてもらうためにも切手の貼りすぎには注意しましょう。

また、1円や5円等の切手を沢山持っていて使いたいけれど使い道がないという方は郵便局で切手を交換してもらうこともできます。切手の枚数が多くなってしまいそうなときは郵便局で複数の切手をまとめて交換してもらってから使用するのがおすすめですよ。

【番外編】切手収集の魅力とは？

切手収集の魅力①種類が多く集めだしたら止まらないこと

1つ目の切手収集の魅力は、種類が多く集めだしたら止まらないことです。切手は、風景や植物やアニメキャラクターや記念切手等種類がとても多いのが特徴です。日本の切手だけでなく外国で使用されている切手を含めたら数えきれないくらいの種類があります。

この数えきれないくらいの種類の切手を自分の好きなモチーフのものから少しずつ集めていくことが切手収集の醍醐味と言われています。切手収集は旅行先でご当地のものを購入したり季節限定のものを集めたり等と1年中楽しめる趣味ですし一度シリーズを集めだしたらコンプリートするまでやめられないという人も多いのです。

切手収集の魅力③希少価値の高い切手は高値で取引されることもある！

2つ目の切手収集の魅力は、希少価値の高い切手は高額で取引されることもあるということです。オリンピックやイベントの記念で販売された記念切手や古い切手には希少価値が高いものもあり、高額で取引される可能性があります。ずっと集めていた切手コレクションが高額なお宝に将来なりうるのです。

正しい切手の貼り方を知ろう！

今回は切手の正しい貼り方を中心に紹介しましたがいかがでしたでしょうか。手紙やはがきを出す時に何気なく使っていた切手のマナーや決まりについて初めて知った方も多いのではないでしょうか。知らなかった方もこの記事で覚えたことをこれから実践してみてくださいね。

また、ここに郵便局でのサービスであるゆうパケットやレターパックについて紹介した記事をまとめました。ネットショッピングやフリマサイトでの取引等でこれらを使用する機会がある人は、この2つの記事を読んでおくと役に立ちますよ。

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レターパックの受け取り方法は？不在のときは郵便局で受け取れる？