微力ながらの使い方5選!ビジネスメール例文と意味と類語と英語も
あなたは、微力ながらという表現を使いますか?この記事では、「微力ながらの使い方・ビジネスメール例文」とともに、類語や英語表現についてもご紹介します。「微力ながら尽力いたします」といった使われ方をしますが、どういう意味なのかぜひ読んでみてください!
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微力ながらの意味とは?
微力ながらの意味とは「わずかな力しかないけれども」という意味
微力ながらの意味とは、「わずかな力しかないけれども」という意味です。自分の力量について、謙遜する表現だと言えるでしょう。また、一生懸命頑張ったけれども結果が芳しくないということもあります。相手からの期待値を下げておくと、結果が出せなかった時の救いになるでしょう。
微力ながらは、「実力は十分ではないけれども、精一杯頑張ります」という文脈で使われます。「力がないからやらなくて良い」という意味ではありません。自分に協力を要請してくれた相手に対して、失礼のないようできる限り努力するという前向きな姿勢を表す時に使われる言葉です。
自己アピールが必要な履歴書などに微力ながらを使うのはNG
自己アピールが必要な履歴書などに、微力ながらを使うのはNGです。謙虚な姿勢でいることは大切ですが、自己アピールが必要な場面においては、しっかりと自分の力量を示す必要があります。微力ながらという自分の実力を低く見積もるような表現は、就職活動には相応しくありません。
「微力ながら、御社に貢献したい所存です」と使われることが多くありますが、微力ながらではなく精一杯といった表現にするのが良いでしょう。ビジネスメールでは、微力ながらと精一杯は一緒に使われますが、就職活動の場面では混同しないように気をつけたいところです。
実力者だと認められている人が微力ながらを使うと嫌味に聞こえる
実力者だと認められている人が微力ながらを使うと、嫌味に聞こえるため注意が必要です。営業成績がトップであり、それが周知の事実であるといった状態では、明らかに力不足ではないと受け取られてしまいます。このような場合には、「私で良ければお手伝いいたします」といった表現を使うのが好ましいでしょう。
どんなに結果が出せていたとしても、謙虚な姿勢を忘れたくないと考える人もいるでしょう。しかし、周囲から見れば確かな実力があり、それが結果にも表れています。微力ながらは、相手の力量がわからない状態や自分の力量が知られていない状態で使うことが望ましいと言えます。
微力ながらの使い方5選!ビジネスメール例文は?
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文①微力ながら尽力
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文1つ目は、「微力ながら、尽力いたします」「微力ながら、尽力する所存でございます」です。尽力とは、力を尽くすことを意味し、努力するという意味が含まれています。「どれだけ結果を出せるかはわからないけれども、努力します」という決意表明になります。
ビジネスメールでは、取引先から「ご支援願います」や「お力添え願えますでしょうか」といった「あなたの力を貸してください」というお願いをされることがあります。これに対し、「どのくらい力になれるかはわからないけれども」という意味で、微力ながらという前置きが使われます。
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文②微力ながらお手伝い
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文2つ目は、「微力ながら、お手伝いいたします」「微力ではございますが、お手伝いさせていただきます」です。「あまり役には立てないかもしれないけれども、お手伝いさせてください」「少しでも役に立てれば嬉しいです」という意味になります。
役に立てるかどうかわからないという謙遜する気持ちではありますが、自分のわずかな力でも役に立てたら嬉しいという気持ちが含まれることもあります。お手伝いや応援・貢献といった文脈では、相手に対して少しでも何かできれば幸いだという気持ちを含んでいると考えられます。
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文③微力ながら応援
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文3つ目は、「微力ながら、応援させていただきます」「微力ながら、今後も応援申し上げます」です。「自分たちの応援がどれほどの力になるかはわかりませんが、応援していきたいと思っています」という気持ちを伝える表現です。
ビジネスメールで使われる応援とは、具体的な支援を含んでいる場合と、ただ応援したいという気持ちだけの場合があります。応援したいという気持ちだけで、特に具体的な支援をしているわけではない場合には、口先だけで応援しているような印象を与えないように気をつける必要があると言えます。
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文④微力ながら貢献
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文4つ目は、「微力ながら、プロジェクトの成功に貢献できればと存じます」「微力ながら、社会に貢献できるよう頑張ります」です。「実力は十分ではないけれども、少しでも貢献していきたい」という気持ちが強く表れていると言えるでしょう。
下記の関連記事には、個人や地域でできる社会貢献の具体例が書かれています。社会貢献と聞くとボランティア活動などを思い浮かべる人が多いでしょうが、そういった活動だけではなく、個人で簡単にできるような活動についても載っています。社会貢献に興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね!
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文⑤微力ながら精一杯
微力ながらの使い方・ビジネスメール例文5つ目は、「微力ながら、精一杯尽力いたします」「微力ながら、精一杯取り組む所存でございます」「微力ながら、精一杯応援いたします」などさまざまな文脈で使える表現です。
前述したように、微力ながらは「実力不足かもしれないけれども精一杯努力します」といった文脈で使われます。力が足りないことに関して申し訳なく思う気持ちとともに、その分一生懸命頑張りますという意味が含まれます。このため、微力ながらと精一杯はセットで使われることが多いのです。
微力ながらの類語と使い方例文は?
微力ながらの類語と使い方例文①及ばずながら
微力ながらの類語と使い方例文1つ目は、「及ばずながら、尽力いたします」です。微力ながらは、わずかな力しかないけれどもという意味であり、類語である及ばずながらは、力不足で申し訳ないけれどもという意味です。ほとんど同じ意味だと捉えて良いでしょう。使われる文脈も同じです。
微力ながらの類語と使い方例文②僭越ながら
微力ながらの類語と使い方例文2つ目は、「僭越ながら、司会を務めさせていただきます」です。僭越ながらは、せんえつながらと読み、「出すぎた真似をして申し訳ないけれども」「身の程をわきまえず失礼なのは承知ですが」という意味を表します。スピーチに使われることが多いため、耳にしたことはあるでしょう。
司会という役目が自分にとって身の程知らずなものだと、謙遜する意味を持っています。謙遜するという意味では、微力ながらと似たような意味を持っています。しかし、使われる場面は異なるため、類語ではあるけれども言い換えることはできません。目上の人に意見する時なども、僭越ながらが使われます。
微力ながらの英語と使い方例文は?
微力ながらの英語と使い方例文①尽力する・ベストを尽くす
微力ながらの英語と使い方例文1つ目は、「I will try my best to make a contribution to the company.」です。訳すと、「私は会社に貢献できるよう微力ながら尽力いたします・ベストを尽くします」という意味になります。
微力ながらの英語と使い方例文②最大限努力する
微力ながらの英語と使い方例文2つ目は、「I will put the most efforts to support his activity.」です。訳すと、「彼の活動を支援できるよう微力ながら最大限努力します」という意味になります。
微力ながらという自分の力を過小評価するような表現は、日本語特有だと言えるでしょう。ビジネスシーンでの英語では、ネガティブな表現は好まれません。「尽力いたします」「ベストを尽くします」「最大限努力します」といった、ポジティブな表現に置き換えて使うと良いでしょう。
微力ながらをうまく使いこなそう!
今回は、微力ながらの使い方やビジネスメール例文とともに、微力ながらの類語や英語表現についても見てきました。「実力不足な自分ですが、精一杯頑張りたい」「あなたの力になりたい」「役に立てたら嬉しい」という気持ちを表す時に、使える表現だということがわかりましたね。
就職活動など自己アピールが必要な場面では、微力ながらと謙遜する表現を使うのは好ましくないということもわかりました。基本的には、ビジネスメールなどで相手から協力を求められた時の返答として「どれだけ力になれるかわからないけれども」という意味で使います。微力ながらをうまく使いこなしましょう!
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